【37】壱弍参スタート | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

【36】からのつづき


先輩が予約して下さったのは、仙台の古くからの飲み屋街として知られる壱弍参(いろは)横丁にある居酒屋さん。


壱弍参横丁は、公設市場を前身とする飲食街で、約100メートルにわたって並行する2つの通りの左右に100店ほどがひしめいている昭和感満載のエリア。


先輩とは、隣のブロックにある文化横丁(通称「文横」)で3回ほど飲んだことがあるが、壱弍参横丁でやるのは初めて。


予約していただいたお店は、オシャレなワインバーといった雰囲気で、若い客で賑わっている。


最初の日本酒は、前回先輩に仙台駅前でご馳走になった際に初めていただいた宮城県遠田郡は川敬商店さんの「黄金澤」を、今回は純米吟醸HITOMEBOREバージョンでいただく。

北上から電車、ディーゼルカー、BRT、高速バスを乗り継いで一関、気仙沼経由で仙台入りして心地よく疲れた体に、宮城県産ひとめぼれ100パーセント使用の黄金澤と、東北の魚の旨さが沁みる。

グラスの黄金澤が空き、宮城県栗原市は萩野酒造さんの「新酒の生メガネ専用」2024年バージョンを楽しみながら、昔からメガネがよくお似合いの先輩に私事の報告などをしていると、「ここは軽くにして、次に行きましょう」とおっしゃるので、初めての壱弍参呑みを適度な酔い心地でシメて、まだ明るさの残る仙台の街を次なる店を目指して歩いた。
(つづく)