【15】初めての油そば | 酔いどれパパのブログ

酔いどれパパのブログ

「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

過日、町中華で2品初体験。


向かったのは、JR中央線の東小金井と武蔵境の中間あたりにある「丸善」さん。

黄色い庇看板に記された通り、油そばと「味噌チャーハン」なる名物で知られる地域密着の町中華。

このあたりは何度かブラブラしており、おそらく店の前を通ったこともあったと思うが、入店経験はない。

BSフジの「日本一ふつうに美味しい植野食堂by danchu」で、1月にこの店の味噌チャーハンが紹介されており、いつか食べてみたいと思いながら約2カ月が過ぎていた。

3月某日、うまい具合に昼メシ時に東小金井に到着したので途中下車。

天気もよく、スタジオジブリのあたりをブラブラしたいところだが、正午を過ぎてランチで混み合う前にと、一目散に店を目指す。

駅から10分ほどで到着し、店の前に置かれたメニューに目を通してから入店。
店内は、3つある2人向けテーブル席が全て埋まっているほか、8席あるカウンター席も5席に人がいる。

空いていた1番奥のカウンター席に腰掛けて、表の看板に「人気No1」と書かれていた味噌チャーハンと油そばのセットを注文。

朝メシをしっかり食べたので、味噌チャーハン単品でいいかとも考えたが、油そばというものを食べたことがないし、セットにしてもプラス200円という価格設定をありがたく享受することにした。

すぐに満席になり、食べ終えた客と入れ替わりに次の客が入ってきて、注文が途切れない。

客のオーダーは、味噌チャーハンか油そば、それらのセットばかりで、入口脇では店主らしき男性が3人前ぐらいずつ味噌チャーハンを仕上げては、また次の3人前を炒めはじめる。

私の隣に座った大学生風の若者は、油そば特大を注文。麺類担当のお兄さんは、チャーハンの仕上がりのタイミングを見計らいながら、茹で上がった麺に油ダレを絡ませる。

注文から20分ほどでセットが到着。
レンゲを手に取りスープを軽く啜ってからチャーハンを口に入れると、最初は思ったほど味噌感がないが、食べ進むほどに味噌の香りを感じるようになり、半分も食べると口の中にしっかり味噌の味が残る絶妙な配合。

さて、油そばなるものやいかに、と箸で麺を混ぜて口に運ぶと、思っていたほどオイリーではなく、醤油ダレから感じる動物系のコクもしつこくない。

汁があってこそ中華麺だろう、との昭和おじさんの先入観と、油を冠したその字面から、食わず嫌いで手を出したことのなかった油そばだが、こちらのものならマイメニュー入りさせてもいい。

無事に2品デビューで満腹になり、武蔵境から中央線に乗り込んだ。