花街日本酒飲み歩き | 酔いどれパパのブログ

酔いどれパパのブログ

「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

過日、八王子で1杯。


普段は呑まない八王子で杯を傾けたのは、中心市街地にあるコミュニティスペース「桑都(そうと)テラス」のオープン1周年を記念して開催されたイベント「花街日本酒飲み歩き」の様子を見るため。


八王子って花街?と思われるかも知れないが、テラス名にもなっている八王子の別称「桑都」の通り、かつては桑をエサに育つ蚕が紡ぐ繭玉から作る絹の織物で潤い、それらで財をなした旦那衆で花街も栄えた。


現在も八王子芸者や置屋さんは存在し、花街周辺は黒塀の街並みを回復する取り組みが進められている。


イベント開始時間の正午に桑都テラスに向かうと、予約していた飲み歩き用の猪口を受け取る列ができている。


店舗でも入手できるようだが、念のため予約なしでも購入できるかを尋ねると難なく入手できた。


飲み歩きは、周辺の居酒屋やスナック、バーなど対象の27店舗で半合の猪口1杯分の日本酒と各店オリジナルおつまみのセットを1000円で楽しみ、スタンプをもらうスタイル。


まずはテラスに向かう途中で見かけたこちらに入店。

こうしたイベントでは、普段入ったことのない店舗に気軽に立ち寄って店内やお店の方の雰囲気を知ることができるのがうれしい。

こちらは東京都の離島で作られる焼酎を数々揃えているお店のようで、テーブルや棚には青ヶ島産のいわゆる青酎や、八丈島の「情け嶋」をはじめとする数々の島の酒が並んでいる。

イベント用に用意された日本酒の中から、最初の1杯にはこちらをチョイス。
高知県の「久礼 特別純米Leopard 生原酒」。ヒョウ柄のラベルが印象的な久礼の半年熟成生原酒で、程よい醇度にしてシャープな味わいは、おつまみに選んだ鮎のうるかクリームチーズにもよく合う。
あっという間に猪口が空き、残っている鮎のうるかが次の1杯を誘ってくるので、追加の500円を支払いこちらを。
山形県は酒田の「上喜元 翁」。先ほどのLeopard同様に秋出荷の生酒で、本醸造ながらフルーティーさも伴っておりうまい。

1番客だったのでどちらも口開けの1杯をいただくことができ感謝。次々と客が入ってきて混み始めたので、また来ますと告げてから店を出て、次なるスポットに向かった。
(つづく)