水戸で酒蔵訪問 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

過日、今年3回目の水戸で今年9蔵目となる酒蔵訪問。


水戸の駅頭に立つと、茨城交通の1998年製いすゞジャーニーK(写真左)が出迎えてくれる。

今回も茨城交通名物の1987年製日野RJレインボー「1102」号車に出会いたいと思い、朝からネット上のロケーションシステムでウォッチしていたが、10時を過ぎたあたりから動きがなく、13時を回った今も運用に就いていない。

朝だけのダイヤに入っていたのなら今日はもう会うことはできないが、朝と夕方に走る「中休ダイヤ」なら、まだチャンスはある。

ネット上でマニアの方の掲示板などを探せば運用を知ることができるのかも知れないが、バス以外の楽しみを逃しそうなので、それはやりかねる。

適当に時間を潰しながら午後の運用開始を待ってみようと、中心市街地に通じる銀杏坂を登りかけると、左手に鳥居と参道が。


前々ページの名古屋同様、徳川御三家ゆかりの土地なので東照宮があることは知っていたが、これまで訪れたことがなかったので初参詣。


境内には奉納された菰かぶりの4斗樽が並び、思わず喉が鳴る。

どちらも市内に蔵を構える酒造会社のもので、左の「一品」は夏に訪れた際に魚屋さん直営の食堂でいただいたことを思い出し、近ければ訪ねてみようとネットで酒蔵さんの場所を調べる。

ちなみに一品を呑んだ時のことはこちら。

すると驚くことに、というか迂闊なことに、6月にいとこのMくんと那珂湊から水戸までバスに乗った時、すぐ近くを通っていた。

ならば、これからバスに乗って蔵を訪れリカバリーを図ろうと、駅前のバスターミナルに戻ると6月にM君と乗った1085号車が那珂湊行きとして発車していく。
続いて入線してきた東武バスから移籍の浜田営業所行き富士重工ボディーのいすゞV8エンジン車に乗り込むと、駅前の交差点で1085号車に追い付き、連行で一高下に向けた登り勾配を進む。

どちらもV8エンジンを積んでおり、できれば路傍でその重低音二重奏を楽しんでみたいが、V8車連行のタイミングはなかなか訪れないだろうし、叶っても一瞬で通り過ぎてしまうから、車内でのサラウンドをじっくり楽しむことに集中したい。

常磐線と桜川をまたぎ、水戸駅から約10分ほどで本町3丁目に到着。

スマホの地図を見ながら住宅地を歩いていると、それらしき建物が並んでいる。
このブロックの周囲をぐるりと回ると、先ほどバスを降りた通りに面して本社らしき建物があり、 杉玉と積まれた4斗樽が見える。
残念ながら本日は休業のようで門は閉じていたが、どんな場所で酒造りをされているかを知ることができて満足。
すぐ近くには浜田西バス停があり、少し待つと那珂湊からのバスが来るが、桜川のほとりに立ってみたいので10分ほど歩く。
石垣橋に立つと、地平から高架に続く大洗鹿島線の線路と鉄橋のトラスが見える。

このまま桜川沿いをブラブラ歩けば、20分ほどで水戸駅に戻ることができそうだが、近くに停留所を見つけ、1日4本しかないバスがもうすぐ来ると分かったのでそちらを選択。
やってきた関東鉄道のエアロミディには3人ほどが乗っていたが、大洗鹿島線と常磐線の踏切を渡った先の停留所で2人が降り、水戸駅までは私を含め2人のみ。

水戸駅前に降り立ち、ネットで1102号車の動静を調べるが、いまだ動きなし。

それでは東照宮に奉納されていたもうひとつの酒「副将軍」の蔵にも立ち寄ってみようかと考えるが、朝から何も食べておらず腹が減ってきた。

加えて早起きだったこともあり、少々体が重い。日曜日なので、中休ダイヤは少ないのではないかとの思いも湧き上がってきて、そろそろ帰路に就こうとネットで特急「ひたち」の座席を予約。

売店で駅弁とビール、日本酒を買い込み「ひたち」に乗車。
駅弁と車窓の景色をつまみにビールをやりながら念のためネットで調べると、1102号車は夕方の運用を開始していた。