いとことバス活 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

(前ページからのつづき)


那珂湊駅前のバス停で待つわれわれの前に現れたのは、第2希望のいすゞLVキュービック。

マニアさんのサイトによると、東急バスから転属してきた1997年式のいすゞLV380で私の大好きなV8エンジン搭載車。

 第1希望は、同じ車庫内に停まっていた元西武バスの短尺3ドア7Eボディーだったが、第2希望もなかなか魅力的。

喜々として乗り込み、エンジン音の楽しめる最後部席に陣取ると、われわれのほかにツアー参加者と思しき2人組の姿もある。

 4人の物好きを乗せた茨大前営業所行き28系統のバスは、那珂湊の駅前から県道6号に出て北西にしばらく進み、関戸北交差点を左折して国道245号で那珂川を渡る。

座席の下から響くエンジン音は、間違いなく8PE1のV8サウンドだが、東急バス時代のメンテナンスがよかったせいかおとなしい。

一方で、3速から4速への変速時に ミッション回りからガーッと不快音が鳴るが、個体特有のものか乗り方によるものか判断がつかない。

那珂川を渡り、すぐに右折して川沿いの旧道を行くと、昔ながらの風情が残る区間もあり、ボンネットバスなんかが似合いそう。

その後、広域農道のような広々した風景の中を走ったりしながら、徐々に水戸駅に近づき、鹿島臨海鉄道と常磐線の合流地点に近い茨城交通バス浜田営業所を過ぎて市街地に入っていく。

常磐線をまたぎ、一高下、三高下を過ぎて那珂湊駅から約30分で水戸駅北口到着。

乗ってきたバスはこのまま茨大前営業所まで行くが、バスの選択肢が多い駅前で降りてMくんと次なる「獲物」を探すことにした。
(つづく)