タマブラ | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

梅雨明け前の某日、多摩地区ぶらぶら(タマブラ?)。


歩いたのは、前ページで紹介した「ぎんなん橋」からほど近い、西東京市の関前五丁目交差点を起点に東村山市の多摩湖堰堤南端まで伸びる多摩湖自転車歩行者道。


全長は20キロを超えるので、梅雨明け前とは言え全区間を歩き通すのは難儀なので、今回は西武線の小平駅から武蔵大和駅までをぶらぶらと。


以前に武蔵大和駅から多摩湖まで息子と辿ったことがあるので、今回小平駅から武蔵大和駅まで歩くと、全区間の半分程度がつながる。


小平駅南口で駅舎を背に、駅前ロータリーから右手に延びる多摩湖自転車歩行者道に入ると、直線が緑の中に続いており鉄道廃線跡のような雰囲気。

路面ペイントの通り、自転車と歩行者の混在区間では歩行者が優先されるはずだが、ロードバイクやママチャリ、補助輪外しチャレンジ中の僕ちゃんライダーなどが次々に現れるので、気をつけながら武蔵大和を目指して歩く。
しばらく進むと、歩行者用と自転車用に路面分離がなされ、先ほどよりも安心して歩くことができる。

この自転車歩行者道路は、多摩湖( 村山貯水池)の水を境浄水場に流す送水管の上に整備されたいわゆる水道道路で、大半が直線で構成 。それに沿うように西武新宿・拝島・多摩湖線が走っており、電車を眺めながらの散歩が楽しめる。
小平駅から約20分で萩山駅の裏手を通過、駅の先の右手にあった萩山四季の森公園に立ち寄ってひと休み。
この公園は、東京都認定民設公園の第1号。認定民設公園制度は、住宅デベロッパーなどの事業者が一定の土地を無償提供して維持管理コストを一括拠出した場合に、都市計画エリア内に住宅開発などのインセンティブを与える東京都独自のもので、これにより都はコスト負担なく公園整備を進めることができ、デベロッパーは宅地開発の余地を広げることができるというが、2号目の案件に関する情報を耳にしないのは事業者側に「うまみ」が足りないのだろうか。

再び多摩湖自転車歩行者道路に戻り萩山四季の森公園からのんびり20分ほど歩くと、野火止用水を渡り八坂駅に到着。
これまで八坂駅で降りたことはなかったが、今回を含めて周辺を訪れたことは何度かあったので周囲の雰囲気は知っていた。

しかし、駅のエントランスをじっくり眺めるのは初めて。ホームが高架なこともあって、どこかのモノレール駅のように感じたが、上から聞こえてくるサウンドは西武線電車そのもの。

八坂駅をあとに府中街道を横断してしばらく進むと、西武国分寺線の踏切が現れ旧式の電車が通り過ぎる。
上に架かる緑色の桁は、先ほどの八坂駅から多摩湖駅へ続く西武多摩湖線のもので、どちらも西武鉄道の路線でありながら、開業時は別会社だったせいか乗り換えはできない。

さらに西武多摩湖線に沿って緩やかな上り勾配を感じながら曇り空の下を進む。
多摩湖線の向こうには都立東村山中央公園が線路に沿うように整備されており、子供たちの楽しそうな声が鳥の鳴き声に交じって聞こえてくる。

空堀川を渡ると、ふたたび歩行者自転車混合の通行区分となり、多摩湖線の線路に近づく。
小平駅から約70分で本日の目的地である武蔵大和駅に到着。
約5キロの距離を70分は平坦地にしては遅めだが、散歩には程よいペース。

これからも、のんびりペースでタマブラを楽しみながら、多摩地区再発見に勤しみたい。