患者さんとストレスについて話していると、過去の経験に縛られてる人がいて、その想いが想念やストレスとなり、苦しんでいる人がいます
そんな人には、過去を回想して過去の自己と向き合い、それを受容することをお勧めしています。
過去の自己と向き合おうとすると、両親・祖父母のことや、過去の自己を想い出して、悲しみ・怒り・不安などを覚える場合があります。
これは自分の無意識のシャドーの中にある、抑圧された想いが浮かび上がってきた状態です。
なので、心配いりません
こんな時には、感情に流されてしまい、嫌な思いになりがちですが、失敗や嫌なところも含めて、これが過去の人生なのだからと、まず受け容れることです
これを「自己受容」と言います。
その時には、次のように言ってみましょう。
「私は今までの不安、恐れ、ネガティブな想いを認めます。
私は、あるがままの自己を、自分の個性として受け容れます」
あるがままに受け容れると、失敗はそれを教訓として活用しようという気持ちになるものです。
実は、人には長所や短所はありません。
あるのは個性だけです。
その個性を尊重して、成長していけば良いのです。
「過去の自己を受け容れること」は自分を肯定することであり、それは他者も肯定することにつながります
自分を許さない人は、相手も許せないのです
「過去の自己を受け容れる」ことは「過去の自己を許す」ことでもあり、他者への寛大さを生むことになります。
それが、人間関係の改善に繋がります。
自分や他人に向けられる寛大さは、自己信頼を育てます。
自己信頼を高めることは、健康面でも自己治癒力を高める事にも繋がります
くよくよ過去の事に囚われていると、免疫力も下がってしまいます。
過去の自己を受け容れ、許すことで免疫力も高くなれば嬉しいですね
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Keizou Kawashima
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