確か…中学1年の11月25日
何やら学校中が大騒ぎだった。
教室のテレビを付けたら、軍服らしき服を着た凛々しい男がバルコニーで演説をしていた。
田舎の中学1年生にとって、それは理解出来ない出来事だった。
それを、世に言う「三島事件」であった。
衝撃的な割腹自殺という結末に少年の私は衝撃を受けたのを憶えている。
三島由紀夫と言えば
山口百恵が演じた「潮騒」が初めて触れた作品だった。
その後「永すぎた春」「金閣寺」を読んだと記憶している。
ここに移転をする前の事務所の時、お客様で、長身でがっしりとした男前の方がいた。
その紳士は、元「楯の会」だとおっしゃっていた。
あの頃のメンバーの面倒を今でもみているというお話だった。
団結力が強い、今でも太い絆で結ばれていることに驚いたのだった。
「三島事件」あれから40年…
恐ろしく早い時間の経過…
あの衝撃の白黒画像の演説姿は今でも鮮明に憶えている。