MCヨッチャンです。
今年の梅雨は長いですね。各地の水害も酷かったし。
でもそんな梅雨もここで一息ついている感じです。
このまま梅雨が明けてくれたら良いのですがね。
まっ、そんな中私のウッドデッキ製作はようやく本格スタートを切りました。そのウッドデッキを設置するのはこの掃出し窓の前、DIYで施工したブロック囲いの土間コンの上です。
先回の施工で母屋側両淵の基準となる長柱はL字金具で母屋に仮固定してありますので本日の作業はその柱に根太を張ってゆく作業からです。
根太に合わせて設置する束はイタウバの中でも比重が小さいアンジェリーナという樹種を使用しました。
まぁ、比重が小さいと言いましてもソフトウッドと比較すれば遥かに重いです。
重いから密度が高い、密度が高いから水の侵入する空間が無い。
と言う事は腐りにくいという事ですね。
この3寸角を丸ノコでカットして行くわけですが一発で切断する事は出来ませんので材をくるくる回しながら3度切りになりました。
少し話が逸れますが私がウッドデッキにイタウバを使用する事を決めた理由ですが、第一には日本の風土を考えるとヒノキや杉と言った
樹種ではそもそも剥き出しでの屋外使用には向いていないと考える為、選択肢からは除外しました。
一方、レッドシダーなどの輸入ソフトウッドに関しては毎年のメンテナンスが必要なので除外。そうなった結果、入手が比較的簡単なハードウッドしか無いなという事です。
そのハードウッドの中でも超有名な「ウリン」はこの規模のウッドデッキには強度や耐久性そしてコスト面でオーバースペックだろうと考えますので消去法でイタウバになったという事です。
今回お世話になっているリーベさんにもいろいろとアドバイスを頂き決めた訳ですがイタウバは3種ありましてコスト面でもかなり汎用性が高い材です。そして加工性が高いという事も重要な要素です。
加工性が高いという事は安全に関しても「過度な無理をしなくて済む」
というアドバンテージが有りますのでたった一人で全てを作るDIYにおいては非常に大切な事だと考えます。
これからDIYでウッドデッキを製作される方にはウリンではなくイタウバをお勧めします。
もちろん作業の自信や潤沢な資金があれば私でも迷わずウリンを
選択しましたが。。。。。
で、土足禁止とか、或いは部分的にとか、無塗装で製作するとかの
条件下であればやはりウリンかな?
まぁ、使い方次第ですね。
入荷したままの材の端面は直角ではないのでこうして端っこの僅かな部分を最初に切り落としました。
これが3度切りした面です。あんまり上手く切れません。
と言いますか、ノコの刃が終わっています。
しかしノコの刃も安い物ではないので買えません。
正直なところ、新しい丸ノコの刃と手ノコ位は買い揃えたいところですがねぇ。このまま我慢ですかねぇ。
束はこのように沓石に乗せる箇所と土間コンに直接立てる箇所があります。
これは根太を途中で繋ぐ形になる部分には先ず垂直に束を固定しておかなければ作業性が悪いと考えた結果です。
私が製作するウッドデッキの横サイズは4300ミリ有りますがその長さの一本物の材は配送トラックの都合で購入できなかった為このような設計になったという事です。
沓石に設置する束は羽子板にコーススレッド+M10SUSボルトの通し固定をします。一方、土間コンに直接乗せる束はL字金物でビス固定します。
根太と束を固定して高さと位置がが決まったら下穴を明けてコーススレッドで3点留め。高さ70ミリの根太には20ミリ厚の床板が乗りますので根太を打ち止める位置は下端から20、45ミリの位置としました。
1本目の根太が張れました。
水平器を使っていますが最終的にはレーザー、もしくは水盛り管でのチェックをします。
小さなデッキなら水平器だけで事足りると思いますが4000オーバーとなるとそのスパンの両端を同時に確認できる方法が必要になります。実際に自分でもその確認をしましたら7ミリ近くの誤差がありました。
もちろんプロなら水平器だけでもチャンと出来るのでしょうけれど素人の私にはそのスキルが有りませんのでやはり面倒でも確実な方法をとりました。
根太の繋ぎ部分はこのように3~5ミリ程度のクリアランスをとりました。
密着させるとそこに水が居座りますので細かい事ですが「スキマ」って意外と肝心なのではないでしょうか。
根太の長さがデッキの横幅の長さの精度に直結しますのでここは1ミリ以下の精度で施工しました。
因みにDIYのネットなどでよく見かける「束の下に基礎パッキンを敷く」
方法はハードウッドの場合不要だと考えます。
水を殆ど吸わないしこのデッキには屋根が付きますので。
なのでダイレクトに置いています。
そんな中、大失敗もありまして、、、
根太の長さを図面から拾った時にデッキの最外周に取り付ける幕板の厚み分を加算していまして。。。。修正しました。
この失敗で私自身も目が覚めました。
嘗めて掛かったらダメですね。
こうして暑い1日の作業が終了しました。
左の板は幕板ですがこれは根太の設置が優先されますので今はこのように仮設です。仮止めには多数の端材やクランプが必要になります。私は100均のクランプをメインに使っていますが十分使えます。今までいろいろとDIYしてきた財産がここで全て価値を持ってきました。
さぁ、ここから先は怪我だけは注意して安全に最後までやり遂げます。