増田セバスチャン監督版 「サンリオくるみ割り人形」↓が公開されてから10周年になります。真賀里文子さんが5年半かけて撮影して、1979年に公開されたオリジナル版「くるみ割り人形」のフィルムの粒子を消して彩度を上げて音声/音楽も新しくして立体映画化したのが増田セバスチャン監督versionの「くるみ割り人形」です。2014年に映画館で目が痛くなるくらい鮮やかな映像で「くるみ割り人形」を観れた時はとても感動しました。

増田セバスチャン監督版では、アスペクト比がオリジナル版の4:3の比率から16:9の比率に変更されています。また、オリジナルのフィルムにエフェクトや雪、光などをCGで足しています。
オリジナル版の撮影に使用された人形を使って再撮影した場面。↓(人形は動かないでカメラが回るだけです)映画冒頭の時計もオリジナル版に使われたプロップを再撮影したものです。

人形から〈絵本のような絵柄のアニメーション〉に変わる新しく作られた映像が美しいので〜す。CGじゃなくて手描きのアニメです。

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クララが回転しながら現実世界に戻る場面↓も当時撮影に使われた人形を使って新たに撮影。(これも人形を回転させていますがコマ撮りはしていません)

このversionの唯一よくないところは、5年半かけてストップモーションで「くるみ割り人形」を撮影した真賀里文子さんの名前が、エンドクレジットで、よ〜く見ないと見つけられないところです。真賀里文子さんが撮影した映像なのにまるで新作映画のように宣伝してたのもちょっと、、、、、って感じでした。

増田セバスチャン監督版の「くるみ割り人形」のグッズ↓は、かなり買いました。サンリオの「くるみ割り人形」のグッズが商品化ですから!!祭りでした〜。

「くるみ割り人形」の目覚まし時計↓は、数カ月に1回、東京に行く時に使っています。
