2/25/06 「博士の愛した数式」 小川洋子
2/25/06 「博士の愛した数式」 小川洋子 95点ぐらい
正直言って、感動した。この作家のことも実を言うとほとんど知らなかったが、要はとても素敵なのである。女性ならではの繊細な描写と、とても優しく、わかりやすく、そして文学的に語られる数学、何処から思いつくんだろう、と勘ぐってしまうような突拍子も無く、でもすぐにストーリの中に入り込める場面設定といい、読み終わって主人公達と会えなくなってしまうのが、もったいないような物語。思わず電車の中で泣きながら読んでました。映画も早く見なくちゃ。
オオツカ
ホットヨガに行った
2/18/06@「LAVA」渋谷にて
機会があって今話題のホットヨガなるものを体験。要は、ストーブで暑くした部屋の中でヨガをやる、というもので、60分体験コースが終わったときは、Tシャツはびっしょり、体もぐったり、運動不足の私は翌日も筋肉痛。ヨガの経験自体が初めてだったので、できないポーズとかもあって結構苦労もしたけど、なかなか面白かった。ただし、この手のヨガスタジオというのは女性向けにできているためか、なんとなく男性には居心地が悪くて(考えすぎか?)、なんとなくキョロキョロしてしまう悲しさ。何事も経験である。
オオツカ
2/1/06 最近のお気に入り
ここ数ヶ月気に入っていてハマっているものをご紹介。うちのバンドのメンバーは最近どうなのかしらん?
音楽:「アンジェラ・アキ」 日本人とアメリカ人のハーフのシンガーソングライター。ピアノの引き語りが特徴で、声と雰囲気がとても素敵。存在感と迫力が結構独特で、あまり日本では見たことの無い女性シンガーです。Sarah McLachlanとかCarol King(古いか?)、Jewelが好きな私としては、早くFull Albumが聞きたいな。
時代小説:藤沢周平「用心棒日月抄」シリーズ 「蝉しぐれ」、「隠し剣」シリーズ、「たそがれ清兵衛」と立て続けに読んだけど、この用心棒シリーズが一番面白い。軽妙な語りと、少しユーモアのあるストーリーが楽しくて、電車の中で読むのが止まらなくなります。まだ最初の2作しか読んでないけど、残りを読むのが何かもったいないぐらい。
ゲーム:「ギャラガ」 昔々インベーダーゲームから始まったゲームセンターで流行ったテーブルタイプのShootingゲームのひとつ。「ギャラクシアン」からの進化系みたいなもので、スピード感がたまらない。最低でも1日に1試合はやる。最近こういう懐かしゲームがPC版で復刻しているのはとてもよいことだ。ちなみに現在の最高得点は72万点ぐらい。
飲み物:「青汁三昧」 テレビショッピングで買ってからずっと購入を続けてる青汁。ケール、ゴーヤ、大麦若葉の3つの野菜がブレンドされてて、まずいけど、毎日飲んでてやめられない。最近は、家ではお酒以外はこれしか飲まないのではないかと思うぐらいしょっちゅう飲んでる。でも不健康。
PCソフト:「Skype」 友人に紹介されて使い始めたんだけど、これがホントにすばらしいソフト。海外の友人ともただで電話ができるし、仕事中でも社内/外とChatし放題。最近はビデオ会議機能が追加されたようで、そのうち使い始めようと思っている。とにかく便利!
オオツカ
1/24/06 「ライブドアショック」について その2
あれま、ホントに逮捕されちゃった… 「証券取引法違反(偽計取引、風説の流布)」容疑とのこと。容疑が確定すると5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金だって。色々と調べてみたけど、この堀江って人はやっぱり頭は良い。株式分割規制とか株式交換による買収とか、上手に手玉にとってる。Press Releaseのタイミングとか、フジテレビ買収劇、球団所有権問題なんかも結局知名度を上げて株価吊り上げに上手に使われただけだったし。株式交換で買収された企業とか、株主もまさに踊らされてた、というか。やってたことの詳細は、このURLが上手に説明してます、勝手にリンク。
http://chou.seesaa.net/article/11801024.html
それにしても弥生会計とか、中古車のジャックス、ターボリナックスとかもLivedoorの傘下になってしまってたのは知らなかった。最近テレビでもよく言ってるけど、Livedoorの関連会社Portfolioを見てると、ホントにこの会社はIT企業とは呼べないよね、というか一貫性がない。今となっては皆気の毒です、私の友人でもLivedoorと仕事をしてるって奴がいたけど、どうなるんだろう…
これからどうなるのか、引き続き見てよっと。さすがに応援してくれる人も大分減ったんじゃないかな。
オオツカ
1/20/06 「ライブドアショック」について
今、新聞/テレビ/ネットを騒がせている「ライブドア粉飾決算問題」、しばらく国内外の株式市場を混乱させながら続くんだろうな、と思う。まあ、こうやって市場の加熱(バブル)、不正の発覚他による暴落(そこまではいかないか…)、淘汰と法整備、というのが正しく実行されればある程度正しいMechanismが働いている、とはいえるんだろうけど。
個人的にはホリエモンは、ただの出たがりで嫌いなんだけど、それでもこれまでは旧体制に対する反骨精神は買ってたのに、今回の粉飾疑惑が事実ならば彼のやっていたことは、旧体制のやり方となんら変わらない、というお粗末な状況。オマケに、私的には狙ってた株を底値で買えたのに18日の取引停止騒ぎでおじゃん、という情けなさ。
今回の件は、他方で盛り上がっている耐震強度偽装問題の国会の証人喚問ニュースから世論をそらせようとした、政治がらみの事件見たいな気がしてならない。ライブドアの粉飾決算は地検は前から知っていて、その発表のタイミングを狙っていたとか… そういう意味ではホリエモンはまだまだ永田町への工作は充分ではなかったんだろうな。お縄を頂戴しない限り、彼は間違いなく復活劇を遂げるだろうけど、しばらくは大変な時期が続くんだろうね。別に応援はしないけど…
オオツカ
12/20/05 長命寺の桜もち
ほんとにこのバンドメンバは筆不精だ。我慢が出来ないので、また書きます。
先日、ひょんなことから長命寺の桜もちを買うことになった。何度か話は聞いていたのだが、実際にどこに売っているか、本当においしいのかなど、お店に行ってみて試してみて、納得がいった。
お店は、首都高速向島インターのすぐそば、隅田川沿いの、浅草からは桜橋を渡ったすぐそば。噂ではすぐに売れ切れてしまう、とのことだったが2度ほど行ったが、両日とも問題なし。お店には、小さな茶店があり、そこでも桜もちを楽しむことが出来る。
10個入りの持ち帰りを購入、ちょっとしゃれた包装をあけてみると、桜の葉っぱで完全に覆われている。1個の桜もちが3枚の桜の葉っぱで包まれているので、とても豪華である。話によると、桜もちに使っている桜の葉っぱは塩漬けされているので、葉っぱを完全に取らずに一緒に食べてもよいらしい、そうすると確かに甘いのとしょっぱいのがミックスされてなかなかおいしい。当然それだけで食べても、中身のこしあんが絶妙で、非常に上品な味である。お試しあれ。
http://www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/1413.htm
オオツカ
11/19/05 「蝉しぐれ」
11/19/05「蝉しぐれ」 @有楽町スバル座 点数:35点
いわずと知れた時代劇作家、藤沢周平原作の映画化作品。原作を読んでから見に行ったが、優れた原作の映画化に良くありがちなパターンにもれず、映画化に失敗した良い例。切なくなるような時代と風景の素朴さ、とてもすがすがしい主人公達、さらには藤沢文学の特徴でもある緻密な剣術描写などのすべてが中途半端で、それでも一生懸命にのどかな地方描写を表現しようとしてるもんだから、とても眠気を誘う作品と化していた。おかげで私の連れは、館内の暖房に後押しされて半分以上、夢の中だった模様…
こうなってくると役者も気に入らなくなってくる。主人公達の子供時代の役者は皆セリフ棒読み、友人役がふかわりょうと今田耕治というのもまるでダメ…唯一、木村佳乃がすごくきれいだったのが救いかな。
というわけで、映画だけを見た人は原作を今すぐ読むことを、原作を読んだ人は映画はパス、それでも見たい人はDVDになってからそれもレンタルで見ることを勧めます。
オオツカ