前回人間は「周知の事実をいちいち言うことは少ない」
という話をしましたが
いちいち言ってしまう脚本の例として
以下のマンガのコマに物凄い例がある
これは絵そのものが
オヤジ
黒いペンキ
を表しているにも関わらず
「オヤジ このペンキは黒だな」
と言わせている
このコマだけで考えると
右側の覆面男は目が悪くてわからないのかと思えるが
実際の話は衣類を黒で染めたかったのだ
見ただけで黒いペンキがあるとわかったはずなのに
わざわざ声にだして問いかけてしまう
オヤジさんも見りゃわかんだろと思いつつも
怪しい覆面男に戸惑って「へ…ヘイ」と言ったのだろう
これは40年ほど前の人気漫画だったから
幼少期にこれに影響を受けた人の大半が
脚本を書こうと思ったときに
「周知の事実をいちいち説明してしまう症」
が発症するのだと思う
実は私もその一人
20代そこそこの時だったけど
周りからかなりダメだしされました
だから
周知の事実をいちいち説明してしまう症
を見ると過剰反応しちゃうんだよね
あのころは見様見真似で書こうとしてたし
日本語の読み書きができるだけで書けると思ってたね
執筆も技術だから磨かないと上達はしない
まず書き方を学ばなければヘンな方向にいっちゃうと思う
見様見真似ではいけないのだ
デハ!!