劇団員10年③~2010-10巌流島・吉岡清十郎 | 大次郎 侍心 SAMURAI-HEART

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武士道劇団員としての10年を振り返る第3回

 

本公演の第二陣は小次郎と武蔵・巌流島の物語

私は、吉岡一門の【吉岡清十郎(よしおかせいじゅうろう)】役を

もらいました

史実に存在する人物を演じるのは劇団では初めてで

なおかつ吉岡一門の当主ということで気合が入りました

また、初めてかつらをつけるという豪華な公演になりました!!

 

 

◆吉岡清十郎~生没年不詳
本名は吉岡直綱という説がある
吉岡拳法の長男として生まれる

死んだ父の跡を継ぎ、吉岡道場の主となる


若い頃より吉岡の麒麟児と評判が高く
弟の吉岡伝七郎と共に吉岡道場を支えた

清十郎は特に『見切り』の能力に長けていたようで
吉岡伝記によれば、顔に目がけて突かれた槍を鼻先一寸で避け
刃を指で摘むという離れ技が出来たらしい

1604年、吉岡の評判を聞き付けてやって来た
宮本武蔵との三番勝負に敗れ、出家

後に伝七郎が死亡した為に吉岡道場は畳まれ、失伝してしまう

1614年の大阪の陣に豊臣側として参加
終戦後は実家の染物屋の営業に精を出したらしい

 

公演のタイトルは『第二陣公演・巌流島』

2010年10月28~31日

東京江東区の深川江戸資料館

 

 

2010年10月の本番後のブログのリンク

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あらすじが書いてないのでざっくり言うと

巌流島の決闘は

徳川の南光坊天海の謀略によって

佐々木小次郎と宮本武蔵が闘わされたというお話

決闘では勝負はつかなかったが、その後天海の軍勢が

小次郎と武蔵を襲い、二人が共闘

結果、小次郎が命を懸けて戦い、武蔵を生還させた

のちの世では、巌流島の決闘は

武蔵が小次郎を破ったという伝説が残った

 

吉岡清十郎はどう絡んだかというと

武蔵から果たし状を送られるが、吉岡一門の存続を望んで拒否

弟の伝七郎はいうことを聞かず一門の名誉をかけて武蔵に挑む

しかし武蔵に会う前に徳川の刺客(服部半蔵たち)に暗殺される

伝七郎絶命の場に駆け付けた清十郎は

そこに偶然居合わせた佐々木小次郎が伝七郎を殺ったことを

匂わせるものだから、2人が戦い、小次郎の燕返しに敗れる

そして吉岡の門弟も小次郎に斬られ

吉岡一門が全滅するのだった…

 

 

カツラをかぶるには

まず羽二重(はぶたえ)という幕状のもので

髪の毛をまとめてカツラが合うようにかぶせます

 

 

 

そしてその上からカツラをかぶせる

あとは羽二重と肌の分かれ目に

ドーランを塗りメイク完成です

 

この写真は私ではありません

 

羽二重とカツラは頭をぎゅっと締めつけるので

長時間していると結構辛いです

舞台でのカツラに関するハプニングは

結構凄いものがあるそうです

立ち回り中にカツラが飛ぶのが定番で

他には待機中にカツラを外していたことで

出番の時に忘れて出てきてしまったなんていう

役者さんもいるそうです

 

時代劇の失敗で一番恥ずかしいのが

カツラが飛ぶ事だと言われていますw

私は本番初日、上段の構えをしたときにちょっとズレましたw

その後すぐはけたので助かりましたw

 

公演パンフレット

この時は髪の毛が短い。短い期間はこの先多少ありました。

 

 

劇団武士道10周年記念公演

『石川五右衛門~京の都編~』

原作:脇太平

脚色・演出:幸村宏行

2019年
2月23日(土)14:00/19:00
2月24日(日)13:00/18:00
2月25日(月)13:00/17:00
中目黒キンケロ・シアター

チケット予約 http://bsd-web.com

 

デハ!!