佐々木”大”小次郎 | 大次郎 侍心 SAMURAI-HEART

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サムライプレーヤー☆大次郎の直情系ブログ

武士道公演~夏の陣『巌流島』
主演の佐々木小次郎を演じるにあたり
最大のテーマにしていたことは
「これぞ佐々木小次郎」と思わせることでした

 



巌流島という名称が出た時点で
人々は勝者・宮本武蔵、敗者・佐々木小次郎
という発想が第一に来るのが普通
敗者の佐々木小次郎を主演に置くという意味合いは
このイメージを覆す印象を与えなければならない
ということに他ならなかった

 

私がまだ小さかったころ

よく名前については小次郎とからかわれました

それもあって、実は小次郎という名前が好きではなかったんです

キャプテン翼の日向小次郎も好きではないw

でも、「武蔵と小次郎どちらかといったら小次郎だな」

と言われることがあったので、「ふ~~ん」ていう感じだった

どちらかというと武蔵の方が好き

二刀流だし、いろんなとこで出てくるし

仮面ライダーゴーストだって武蔵に変身するしw

 

だから自分が佐々木小次郎をやるとはこの公演の企画が出るまでは

夢にも思いませんでした



まずは
「佐々木小次郎って誰~??」
から始まった
事実、小次郎という人物のほとんどは巌流島での決闘のことでしか
語られてなくてそれまで出生の記録が曖昧なのだ
語られていることも実は江戸時代の芸能の世界においてで
実在したのか、別の人物がモデルになっているのか
本当のところは謎らしい
また、仮説を立てていくと
巌流島ではすでに老人であったかもしれないのだった



ただそう言っては始まらないので
とりあえず巌流島へ行ってみた
何の変哲もない小さい島だった
ただこの小さな島までわざわざ舟で渡ってきたことを考えると
当時の人たちはどんなことを考えていたのか疑問
大事にならないように密かにやったことなのか否か
でも現代では日本人のほとんどが聞いたことのある島である
それを思うと
これを東京にもっていく
そして自分が佐々木小次郎になる以外ないと思えた
ここにある小次郎の銅像に祈祷した



またある日
小次郎生誕の地とされている福井県の高善寺
そして修行地とされている一乗滝へ行ってきた
400年前も同じ音がしていたのか
滝の勢いはどうだったのか
想像しながら素振りをした



この物語の佐々木小次郎は
剣の腕は日の本一、二を争うが
生真面目で人を疑う事を知らないお人好しな性格
というのも病の妹を守るために
藁をもすがる思いで生きてきたのだと思う
南光坊天海から楓の薬を提供してもらうために天海に仕えている
しかしただの利害関係ではなく小次郎は本気で天海の言う
「戦のない平穏な時代」を夢見ている

その想いがまっすぐで
つまずいたら思う存分後悔して
勇気を振り絞って立ち直る
そして信じるもの、守りたいもののために戦い続ける
わかりやすい性格ともいえますw

このポニーテールは自毛です

 

毎回、開演前、死ぬ間際、死んでから

共演者の伊賀くノ一(多恵子)にセットしてもらってました!!

 

小次郎の刀・備前長船長光

私が持つとわかりませんが

 

通常の刀とこれくらい違います

 

長刀VS二刀の戦い

圧巻でしたか!?

小次郎が刀抜くのは開始から1時間後ぐらい

背中にしょってどう抜くんだろうって期待もあったでしょうが

清十郎との一騎ではお付きの御膳丸に持たせてゆっくり抜きましたw

あのシーンは刀の長さを見せるための演出です

流れていた音楽にぞくっとしますね私自身

武蔵が二刀になったのも小次郎との対決が初めて

 

共演した武蔵役の勇介

ふたりでひとつのムサコジコンビ

武士道公演~夏の陣『巌流島』

やりきったぜ!!

 

デハ!!