舞台「壬生狼」にて
私、大次郎は副長・土方歳三を演じます
土方と言えば、現代の巷では
新撰組隊士の中で人気1・2を争い
幕末の英雄としても真っ先に名が上がる人物と思う
土方の活躍は主に戊辰戦争末期の箱館
または新撰組での池田屋事件以降が挙げられますが
今回の舞台は京都に来て間もない
壬生浪士組時代の事が描かれている
それが見どころであります
土方歳三は現在の東京都日野市の豪農の家系に生まれる
物ごころついたときは江戸へ奉行に出るが
その先でいろいろと問題を起こして戻ってきてしまったよう
それから薬売をしながら各地の道場で修行を重ね
近藤勇と出会ったことで、天然理心流に正式入門する
後に道場(試衛館)の仲間と共に将軍守護の浪士組に入隊する
この試衛館の仲間が後の壬生浪士組の幹部になる
沖田、山南、永倉、原田、藤堂らである
土方は近藤の右腕として活躍し
頂点は局長だが実際の指揮命令は土方から発したとされる
新撰組の結成後、水戸派の狼藉に対して粛清が敢行され
芹沢を自らの手で暗殺する
池田屋事件では近藤達が戦っている後から駆けつけたが
他藩の兵を入れずに新撰組一隊の手柄にすることに成功し
それにより新撰組の名を天下に轟かせた
隊内では鬼の副長と恐れられ規律を破った者には
容赦なく切腹を命じていたという
大政奉還後、新政府軍と戦う中で
刀の時代が終わったことを悟り
最愛の同志近藤勇を失い
試衛館の仲間ともバラバラになっていくが
希望を捨てず、敗北を重ねて北上しながらも
必死に抵抗する
そして北海道の函館で激戦を繰り広げるが
銃弾に倒れて35年の生涯を終える
死の直前に小姓の市村鉄之助に遺髪と写真を故郷に
届けるように命じている
この写真から分かるように凛々しい顔ゆえに
土方のイメージが未来永劫悪くなる事はないと言える
舞台「壬生狼」では
土方たちは京都に着いて、壬生浪士組となり
京都の治安を守るため
倒幕派の連中を取り締まる任務につくのだが
隊の中ではその権力を利用して
街を好き放題荒らしまわる連中が現れ始めた
それがもうひとりの局長・芹沢鴨率いる水戸一派
土方は隊内の規律を改めるため「局中法度」を提案
それを水戸派に提示するのだが、新見の待ったもあって
試衛館派に混乱が生じる
尊王攘夷派と水戸派、両者を相手に
近藤と土方はどう動くのか
しかし、その時すでに新見錦の影が…
乞うご期待!!
デハ!!