舞台「壬生狼」の主人公は
副長の新見錦
この人物はネットでぱっと調べても分かる通り
同じ新撰組の幹部・近藤勇、土方歳三らよりも
詳しいことが書かれていません
そして新見錦を主人公とした物語は
知られているほどないと思います
それだけに、今回の見どころであります
新見錦は水戸藩の出身で神道無念流の免許皆伝
将軍警護の為に浪士組に加わり、上洛
その後は壬生浪士組として京都に駐在
このときは、芹沢、近藤とならび局長とされていたと言われている
しかし隊の編成に伴って副長に降格している
水戸出身ということで芹沢の派閥に加わっていたが
芹沢が引き起こした多くの事件には関与していなかったらしい
そして隊士の中でもその行動の実態が明らかでなかったらしく
名前があがったのは八月十八日の政変ぐらいだという
基本的には乱暴で、艶町通いで隊務を怠ったり
市民に対しては強請りなどの悪行を繰り返していたらしい
その後は近藤らの水戸派粛清の中で切腹させられている
隊士の田中伊織が新見と同一人物だという説もある
このように武士として誇らしい経歴がなく
「壬生の狼・壬生狼(みぶろ)」とあだ名され
悪人として存在していた人物
それが主人公として描かれています
では、この新見を中心にどんな物語が展開されるのか
舞台は、京都の公娼街・島原
そこで新見がある女に出会ったところから事件が始まる
キーパーソンは沖田総司
乞うご期待!!
デハ!!