前回の記事の続きです。
この話に出した、客観的、網羅的に考えることが
出来ない人の話なんだけど。
僕は、この人とペアを組んで、数カ月間指導を受けつつ仕事をした。
で、この人、相当に運動神経が良いみたいで、
めちゃくちゃ正確かつ、適確にその作業がこなせるようだった。
ところが、僕の方は、一つのことに気を取られると、
他がおろそかになっちゃうみたいで、いまいちぶきっちょ。
その人の僕の評価は、
「いろいろ言うと、混乱してますます出来なくなる。
多くは期待しないから、出来ることだけ正確にやってくれ。」
みたいな感じだった。
で、僕の方からその人を見ると、
「なんにも考えなくても、自然に出来ちゃう。」
みたいな感じだった。
そういう状況で、
「今は、こういう状態だったんだから、
普通は、それも考慮するだろう。」
みたいな感じで、
少しずつ出来ることを増やしていく
みたいな感じで、その作業のやり方を教えてもらっていた。
それで、最終的には僕も彼ほどではないけれども、
概ね、最低限のレベルでは、それが出来るようになったとは
思っている。
で、思ったのは、頭の中でやっていることは、
彼と僕では、相当違っているようだということだった。
彼も、なんにも考えずにやっているわけではないんだろうけど、
僕から見ると、なんか直感的かつ感覚的に、
しかも、同時並行的に、それができている感じ。
一方僕の方は
「これを確認して、それを確認して、ここを確認して
全部OKならゴーだ！」
を意識的に考えて、それを正確に繰り返している感じなんだ。
で、その作業を僕が出来るようになったってことは、
それをコンピュータに教えることが出来るようになった
ということであることを悟った。
つまり、僕はプログラムを書くことで、
その作業を自動化出来るようになった
と言うことである。
僕は、本当に時間的、金銭的、法律的問題がクリアできれば、
その作業は自動化出来ると、今も思っている。
つまり、最後の頃は、
「それを僕に教えちゃったら、あなたの仕事なくなっちゃうでしょ。」
と思いながら、その作業をやっていた。
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