隠れアスペルガーではないという才能

最近、アスペルガー傾向を持たない人達と
一緒に仕事をすることが多くて、
その観察から、僕は、さきのこれ

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と、反対方向から見た書籍も必要ではないかと思っています。

参考「隠れアスペルガーという無能？ ～ マジか！」
 

すなわち、タイトルは

「隠れアスペルガーではないという才能」

です。

で、内容はこんな感じ。

＃＃＃＃＃
非アスペルガー症候群、この障害は明確な健常者だけではなく、
断定は出来ないけれど、その傾向を持つグレーな人が、相当数いる。

著者の感覚では、20人に19人位いる。

で、その症状の出かたは、様々だけど、
著者はこの人達を隠れ非アスペルガーと呼んでいる。

で、その特徴は、

・人の気持ちが分かる。
・場の空気が読める。
・融通が利く。
・冗談が通じる。
・急な予定変更に対応出来る。
・同時に２つのことが出来る。

とかなんだそうです。

その代わり、欠点として、

・決めたことに、集中できない。
・ルールを捻じ曲げてまで、他人に同調する。
　　参考「きちんとやってると思うんだけど」
・時間を正確に守れない。
・物事を論理的に考えるのが苦手。

なんてのがあるようです。

あと、僕が驚いたのは、

・新しいアイデアを出すのは得意。
・既存のものの正確なコピーを作り出すのが苦手。

なんだそうです。

しかも、

その症状の出方は女性のほうが重い。なぜならば、

女性の脳は、左右の脳をつなぐ「脳梁」が男性より太く、
もともと左右の脳の間で情報のやり取りを盛んに行なっています。
だから、片方の脳の神経伝達が滞っていても、
もう一方の脳で補完するのが男性より容易です。

で、この人達は、障害を持っていることを自覚し、
その欠点をうまく克服して、優れた特徴を生かすことが出来れば、
優秀な人材となり得る可能性を持った人達でもある。

そういう意味で、この人達は、

隠れアスペルガーではないという才能を持った人達である。
＃＃＃＃＃

こんな感じ。

僕は、最近まで、ある健常者とペアを組んで、
その人の指導を受けて仕事をしていた。

で、ある時その人、
「この問題を解決するには、どうすればよいか？」

と、聞いてきたから、

「その方法は3種類くらいあるな。」

とか、考えていた。

その案を仮にA案、B案、C案とする。

するとその人、いきなりB案の説明をし始めて、
 「どうだ分かったか？」
みたいなこと言ってきた。

だから、

「それも解決策の1つだけど、他にもあるんだから、
その解決方法を取るなら、そうすると言ってくれないとわからないでしょ？
あんたがリーダーなんだから、どの解決策を取るか決めるのは
あんたの自由だけど。」

みたいな話になった。

どうも、客観的、網羅的に考えることをせず、
解決策を考えついたら、それを唯一の策
と考えちゃうみたいなのである。

あと、これはまた別の人の話なんだけど、

「あれを、そうせい。」

みたいなことを言うから、

「あれってなんですか？」

と聞くと、

「いいからやれ！」

みたいに、怒り出す人がいた。

これには、対処に困った。

あなたの頭の中にある「あれ」を、論理的に話してくれなきゃ、
他人にはわからないでしょ？
しかも、分からないから、論理的に質問すると、怒る。

ここまで来ると、これはこれで、
「隠れアスペルガーではないという障害」
じゃないかと、思った。

世の中には、僕と反対方向の馬鹿もいるんだなと思い、
人間の多様性に、呆れるやら、感心するやら。。。

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