僕は話下手だけど聞き上手 | 本当の日本の歴史と、日本人を知って、自信を持つ日本人になるためのブログ

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日本の若者に、我々の先祖は、今を築いた立派な人達であることを理解してもらい、未来を切り開く自信を持ってもらうためのブログです。

閉塞した現代日本社会を打開するためにも、日本人としての自信を取り戻す必要があると考えており、そのための分析も試みています。

このブログの読者には、意外かもしれないけれど、僕は自分のこ
とを喋るのがあんまり得意ではない。だから、宴会の席等では、
聞き役になることが多い。

喋るテーマが与えられて、事前に喋る内容を考えられる、例えば
自己紹介みたいなものなら、そうでもないのだけど、飲み会の席
とか、相手の話に即答する必要がある場合、相槌くらいしかでき
ないのだ。

男と言うものは、スケベな生き物だから、集まると必ず「今度、
みんなでキャバクラ行こうぜ。」とか言い出す奴がいる。だか
ら、付き合いで僕も何度か行ったことがある。だけど僕は、実
はそこにいくのが、あんまり好きではない。

大概そこにいるのは、二十歳そこそこの若い女の子達で、どちら
かと言うと、今や、僕の子供の世代に近い子達だ。で、まあ、そ
ういう若い女の子に囲まれて、お酌してもらいながら、酒を呑み
つつ、たわいのない話をしているわけだから、それに楽しい感覚
が無いわけではない。

だけど、先に行ったように、そういう場でも、僕は女の子の話の
聞き役になってしまうのだ。そして、その子達の話が、あまり聞
いていて楽しい話ではないことが、多いのだ。

あんまり関心しない話では、僕の「毎日何しているの?」との質
問に、「この仕事がはけたら、ゲーセン行って朝まで遊んでから
帰って寝る。」と答えた子がいた。

他には、えらく営業熱心で、メアド教えてきてメールしてと言っ
てきた子がいて、その後2~3度文通したことがある。もちろん常
連客になる経済力は無いから、それっきりだけど。で、その子は
とある大学の現役女子大生で、自力で学費を稼ぐ必要があると言
っていた。これなんて、僕にはそんな経済力ないから、どうしょ
うもないけど、「金なら出してやるから、勉強に専念しろ。」と
言ってあげたい話だ。こんな話を聞けば、一部の経済力のある人
が妾を抱えるようになる経緯も、わかるような気がする。

また、以前中国のキャバクラに行った時の経験を書いたことがあ
るけど(参考「みんな筆談ホステス、というか筆談キャバクラ
嬢」)、ここでの筆談でも、話を引き出す僕の能力は遺憾なく発
揮された。ある女の子の出身を聞いちゃって、何とか省とか言っ
たんだけど、どこにあるのか全然わかんない。だから、「遠いの
?」と聞いたら、「遠い。だから、簡単には帰れない。」と言っ
てた。それで、「どんなとこ?」って聞いたら、「山山山山山」
って、山の字いっぱい書いてきた。中国って内陸部に行けば行く
ほど貧しいわけで、そういう山深いところから、上海に単身出て
きて、言葉の通じないおっさんの酒飲みの相手をしているという
のが、うかがい知れた。

僕か今までに行った事がある、この手の風俗店で、女の子との接
触度の一番高かった店は、こんな店だった。ソファーみたいな椅
子が並べられていて、そこに座らせられる。そこに上半身裸の女
の子かやって来て、その子が抱きついてきて、というか、のし掛
かってくる。でどうも、その子の体をさわって良いというサービ
スを提供しているようだった。

最初僕は、普通のキャバクラに連れてこられたと思っていたか
ら、これにはビックリした。で、どうしようかと思ったんだけ
ど、そうですかとばかりに、やらしい手つきで触りまくるのは
気が引けたので、軽く腰にてを当てて、その子と雑談しながら
時間を潰すことにした。まあ、僕が「お休みの日は何している
の?」とか聞くと、「ショピングだよ。服買ったりとか。」み
たいな、とりとめのない話をしてたんだ。

で最終的にその子から聞き出した話をまとめると、こんな感じ
だ。隣の県のいなか町の出身で、学校(年格好から見て、多分高
校だ。)を卒業して、このお店に就職した。このお店にお世話に
なることにしたのは、給料をくれることに加えて、寮を準備し
てくれていて、そこに住むことが出来るからだ。現在は、店が
用意してくれた寮に住みながら、このお店からもらえる給料で、
自活している。

だから、僕は、「そう、一人で頑張っているんだ。えらいね。」
と言った。というか、そうしか言えなかった。

そして、最後にちょっとだけおっぱいを触って帰ってきた。

こんな話を聞くのは、切ないのである。何で金払ってこんな思い
をしなければならないのかとすら思う。こういうことにならない
ように、注意をする、あるいは必要な保護を与えることが、親の
基本的な機能のはずだ。

この子達の話を聞いて、すぐわかることは、そういう当たり前の
環境を準備してくれる人の不在だ。いずれの場合も、「親は何を
しているの?」とは聞けないから、そこで引き下がるわけだけど。

もちろん、接客業が好きで、その才能があり、誇りをもって、そ
の仕事をしている人もたくさんいて、立派な成果をあげている人
もいるだろう。

なんて、その才能があって、人間力があれば、耳が聞こえないと
いうハンディキャップがあったとしても、その世界のトップにな
ることが出来ることを示している。さらに、この仕事が、社会で
もがき苦しむ男性の心の支えになる機能があることさえ示してい
る良書である。

だから、その仕事をしていることが問題だとは、僕は思わない。
好きで、やりがいを感じるのであれば、どんどんやれば良い。
けど、恵まれない環境にいる子が多いということは、僕の少な
い経験からもはっきり感じ取れることだ。

さらに、人間は、大切にしてくれる人に恵まれないと、自分を
大切にしなければならない、という感覚が欠如してしまうので
はないかとも思うのである。

そういうことを考えると、AVなんかに出ちゃう子と酒を呑み交
わしたりしたら、どんなことになるのかを考えると、ちょっと
怖い気がするのである。


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