サイパン最終日、「グロット」でのダイビング。 | かっくんのブログ

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「男の値打ちは経験の数。」

同じ海に潜っても、同じ山に登っても、毎回新しい発見や体験ができます。

若い時と違って、多くを求めず、70点なら合格点。

今回のツアー、5日間の旅行なんですが、初日ホテルに早朝午前4時に到着、そして最終日午前2時に旅行会社のスタッフのピックアップで、サイパン国際空港の午前4時15分の飛行機で帰国のスケジュールですので、ほぼサイパンで行動できる時間は3日間。
明日の午前2時には空港に向かうので、今日がほぼ最終日です。
 

 
今回の旅行会社「トラベルプロインターナショナル」から受け取った案内書中にホテルの朝食券が1枚付いていたので、今日の朝食はカノアリゾートホテル内のレストランで取ることになりました。
 

 

 
ホテルの朝食はメニューも多く、パンも5種類と充実していて満足できるものです。
 
午前9時ダイビングショップに行くと、スタッフから今日のダイビングは1本目は初日に行ったラウラウビーチ。
2本目は有名なグロットに行くプランだそうです。
 
現地で20年ダイビングのインストラクターの玉木さん、言葉も柔らかく人当たりもよいので、ツアー参加の女性が彼を見る目が熱いなぁ。
 
自分もテニスやダイビングで女性にあこがれられる男性になりたいと思い続けてきたけどなれなかったね。
 

 

ダイビング1本目のラウラウビーチ。
今回もカメさんが現れてくれました。
人に慣れてるせいか女性にこんな近づいても逃げません。
 
潜水時間52分。
最大水深15.1メートル。
水温28度。
 
今日のメインでサイパンのラストダイビングは、グロットです。
途中、ミドルロードと呼ばれるルート30を北に向かって走ると、壁面に「K」の文字の書かれた高層ホテル。
 
過去の記憶をたどると、1988年4月から2008年1月まで「ホテルニッコーサイパン」として営業していましたが、現在は韓国資本の「Kensington Hotel」として営業されてます。
 
私達の乗ったトラックは、マリアーナリゾート&スパでトイレストップ。
グロットでは、きれいなトイレがないようです。
 

 
さらに車を走らせ、サイパン島の北東にあるグロットに。
この場所は、私が以前サイパンに訪れた時も訪ねた記憶があります。
 
グロットは波の浸食によってできた洞穴ですが、外洋の光がさすときれいなブルーに。
 

しかし、駐車場から116段の階段を降りて波の打ち寄せる岩場からエントリーしなければいけません。
 
この場所は、以前1部の日本のダイバーしか利用してませんでしたが、月日が流れた今では中国人観光客のシュノーケリングのポイントになってしまいました。
 

 
駐車場も観光客を運んできたたくさんの車でいっぱいです。
そのため急な階段も下から上がってくる人とすれ違うのも一苦労。
 

 
なんとか下まで降りたとしても、波が寄せたり引いたりする岩に足を載せるのに、滑りそうで不安いっぱいだよ。
 

 
おっかなびっくりで大きな岩に移動できたところで、体のバランスを保ちながら足にフィンをつけて、レギュレーターを咥え、水面にジャイアントエントリー。
 
重いタンクを背負って116段の階段を苦労しておりても、やはりここは来たい場所。
他のメンバーがエントリーするまで、BCにエアー入れて水面に浮かんでいる間も、大きくえぐれた岩の迫力や、水の透明度をのぞきこんだり楽しい時間だね。
 

メンバーが揃ったところで、エアーを抜いて青白い光の中にゆっくり潜航。
 

 
ほら穴の青白い光の真ん中に若い女性が浮かんで撮影タイム。
幻想的なシルエットが2つ。
 

 
その後は、ゆっくり1番右側の穴から外洋へ。
先ほどの薄暗い青の世界から、明るい自然の色の世界に。
 
前回ここでダイビングした時は、外洋に出てすぐまた同じ穴から戻りました。
 
しかしこの時は、1番右側の穴から出て、外洋を移動して左側の穴まで移動。
崖はドロップオフで、透明度は50メートルはあるので空中に浮いてるような不思議な感覚。
魚がたくさん群れてとてもきれいだったね。
 
崖側の魚を見てばかりいて、他のメンバーは沖のほうにサメを見つけたようです。
 
あちこちのポイント潜ってますが、この時間は快適なダイビングが過ごせ、もっと潜っていたいと思いました。
 

2本目の潜水時間43分。
最大水深22.6メートル。
水温28度。
 
普段ダイビングしていても、浮力がなくなった後、肩に機材とタンクの重量を感じて歩くのは本当に辛いです。
この「グロット」は、116段の階段をまた昇って駐車場まで戻らなければいけません。
 

 
女性のウエイトははずして、インストラクターが首に載せて、階段を昇りました。
自分はベストタイプのウエイトだったので、頑張って自力で昇ったよ。
みんなに遅れながら、1番最後に駐車場に到着。
 

 
乗って来たトラックに機材を降ろして、「グロット」のゲート前で撮影タイム。
グロットに初めてダイビングした人にも、良い思い出の1本になっただろうね。
 

撮影をしてトラックに戻ったら、カメラのライトが紛失。
さっきハウジングからデジカメを取り出した時まであったんだけど、見当たらないんだよ。
まだ10月に2万円で購入したばかりのライトだけに本当にショックだよ。
良い思い出ばかりだったのに、ここへきて残念だね。
 
グロットの帰りには、イスレタマイゴファハン(バードアイランド)、ラデランバナデロ(バンザイクリフ)、バナデロ(旧日本軍最後の司令部)を観光してからのホテルへ。
 
今晩深夜2時にホテルをピックアップで早朝4時15分の飛行機で帰国です。
サイパン便は以前から、深夜到着、深夜出発のフライトを利用する機会が多いです。
 
今回海洋状況が悪く、ボートダイビングができないため、テニアン島でのダイビングができませんでした。
それだけが心残りです。
 
それでも、カメに会えたり、28度と寒さを感じさせない水温、青い神秘の色に包まれたグロットと、サイパンを楽しむことができました。
日本に帰国してから心が軽くなったような気がします。