具体的に中性脂肪を減らすためにどのように食事療法をしたらいいのか見ていきます。

中性脂肪を摂取しないようにと、ただ肉や卵、油分の摂取を減らせばいいわけではありません。

中性脂肪を気にして肉や炭水化物の摂取を過度に控えてしまうと、エネルギーが作られなくなり体に良くありません。


大切なことは栄養バランスが偏りすぎないことです。

中性脂肪を減らすための料理レシピを考えるときにも、バランスのいいレシピを考えていきましょう。

食事以外にもアルコールを飲む、砂糖が入っているお菓子を食べるなどの行為でも中性脂肪の値は高くなります。

毎日大量にアルコールやお菓子を食べることはやめて、ときどき口にするようにしてください。


食事療法を行う際に、積極的に摂取した方がいいおすすめ食材は、緑黄色野菜や大豆やキノコ類、海藻類、こんにゃくなどです。

中性脂肪の予防に役に立つ食物繊維やビタミンを豊富に含んでいるからです。

積極的にレシピに加えていくようにしてください。

また肉を使う場合は、脂身を除去してから調理するようにしてください。

動物性の脂肪は中性脂肪を増やしてしまいますから、肉は食べても大丈夫ですが脂身は食べないように注意してください。


また食事の際は「腹八分目」が鉄則です。

お腹いっぱい食事を摂ってしまうと、適正エネルギーを超えてエネルギーを摂取してしまうために中性脂肪がたくさん貯まってしまいます。

腹八分目にすることで中性脂肪を予防することができます。

ただ食べる量を減らすのではなく、バランスのとれた食事を腹八分目程度食べるということです。
中性脂肪の値が高くて減らす必要があると診断された人は、治療を受けなければなりません。

中性脂肪を減らすための治療は、食事療法と運動療法を主に行います。

食事療法や運動療法を行っていても中性脂肪を減らすことができない場合や高脂血症が進行してしまっている場合は薬の力を借りて治療をします。

中性脂肪を減らすための薬の場合、数日間あるいは一定期間だけ飲んで効果が発揮されるわけではありません。

長期間飲み続けなければならない薬です。

そのためできれば薬の力を借りることなく、食事療法や運動療法で中性脂肪を減らすことが望ましいのです。


中性脂肪を減らすための薬は動脈硬化を防ぐことを目的としています。

動脈硬化になると致命的な病気になる危険性が高くなるからです。

担当医師から中性脂肪を減らすために治療薬を飲むように言われたら、用法と用量をきちんと守って飲むようにしてください。


薬はフィブラート系とニコチン酸とEPAとに分けることができます。

フィブラート系の薬は肝臓で作られている中性脂肪を抑制する作用があります。

ニコチン酸の薬は代謝を促進することで中性脂肪をエネルギーにして体内に蓄積するのを防ぎます。

EPAの薬は中性脂肪を作らないように抑制する作用があります。

これらの薬は中性脂肪と一緒にコレステロールも下げる働きがあります。


治療薬を服用している間も、食事療法と運動療法は続けてください。

薬を飲んでいるから大丈夫なのではありません。

あくまでも補助的に使うもので、メインは食事療法と運動療法です。
中性脂肪が一度蓄積されてしまったからもうダメということはありません。

蓄積された中性脂肪は減らすことができます。

中性脂肪を減らすのに一番効果的な方法は運動することです。


運動を普段から行っている人の場合、多少食生活が乱れていても中性脂肪が高くなることはあまりありません。

運動することで脂肪がエネルギーとして消費されるからです。

日頃から運動することで中性脂肪を減らすことになり、体に筋肉もつき、健康的になることができます。

休まず毎日続けていくことが大切です。


効果的に中性脂肪を減らすためには、有酸素運動がおすすめです。

急激に運動するのではなく、酸素を取り入れながらじっくりと運動をしていきます。

短距離走などの無酸素運動では中性脂肪を減らすことはほとんどできません。

ウォーキングやジョギングやサイクリングや水泳など時間をかけてじっくり行う有酸素運動が効果的です。


30分は持続するようにしてください。

激しい運動ではなく楽しみながらできる運動です。

毎日継続することが大切です。

通勤の際、公共機関を使わないで歩いて30分、駅あるいは会社まで通勤してもいいと思います。

会社帰りにジムやスイミングに寄って運動して帰ってくるのもいいと思います。

家族で一緒に毎朝ウォーキングをするのもいいと思います。

時間がないからとあきらめるのではなく、時間は自ら作り出して毎日30分運動するようにしてください。

これが中性脂肪を減らすもっとも効果的な運動のやり方なのです。