やっちゃいました | 爺34のどて話

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酒を楽しみ老いを楽しむ。どてかぼちゃ(アトランテック・ジャイアント)栽培を愉しむ。農を通じて人生を語る。後輩の成長に目を細め、良い人生だったと笑って旅立つ。そんな好々爺でありたい。

2005.3.26(土)曇のち晴

この旅 最大の失敗!

朝、現地ガイドが時間に来なかったために出発が30分近く遅れた。皆さんに大変ご迷惑をおかけしました、と言うわけで、最後の夕食会のファストドリンクを現地ガイドが持たせてもらうと言われた。

 

いつものようにビールを頼み、婆さんはオレンジジュース(共に3ユーロ)。もちろん思い思いのドリンクをみなさんが頼んで、夕食会も盛り上がっていました。私も、追加ビールを頼み前の席のトヨダご夫妻と談笑していました。

 


 

折から、そのお隣の女医さんが、ヨーロッパでお財布をスラれた話をしてみえた。ジプシーに囲まれて取られたこと、回転ドアで子どもと一緒で、その子どもに取られたこと、笑いながら自分も聞き入っていました。

 

本能的にポケットへ手をやって、ドキッ! 手当たりがない、財布がない! ゴソゴソゴソゴソ。ちょうどその時、ボーイさんが追加ビールの精算に来ました。

 

 

 

 

ない!ない!ない! 小銭はあるが3ユーロない。婆さんは用足しで席を空けているし、お向かいのトヨダさんが見かねて「ボク出しておきます」と言われ、「バスの中に財布を置いてきたかも」と苦しいいいわけ。

 

トヨダさんにお勘定をお願いしたものの気が気ではありません。
財布は4つに分けていて(右ポケ、後ポケ、首から下げた袋の中に)ユーロの入っている財布だけがないのです。

 

 

 

大体、ユーロで2万ぐらい、日本円で3万ぐらい。やられたかなぁ? いやそんなことはない、きっとバスの中だ。バスの中でコインの整理をしたから、きっと置いたままなんだ。と、自分に言い聞かせる、でも自信がない。

 

 

 

 

会食が終わり気もそぞろ。お店を出たらバスに一直線。婆さんは他の女性陣とペチャペチャ話をしながら歩いている。誰よりも先にバスに乗って財布を捜さなきゃ。


バスに乗った。席に着いた。 財布は? ない! 再びガガーン。椅子の下にもバックの中にも周りにも何もない。前の席に座る奈良のご主人が青くなっているボクの肩を叩いて「これアンタのか?」「あっ、そぉです。どこに?」。

 

「いやーボクが最後に降りようと思ったら座席に財布が置いてあったんで、これは危ないと思って預かっておいた。運転手だって、見回りに来て、出来心が起きるといかんし、後ろの席がアンタとは解らんかったし・・・」。

 

 

 

 

地獄で仏。有り難うございます。私が軽率でした。すみません。以後気をつけます。笑顔になったのはホテルについてからでした。 てなわけで最後の最後にボケやっちゃいました。


 

 

2005.3.27(日)晴

バルセロナ → フランクフルト →セントレア

 

 

 

朝3時半モーニングコール。朝食をボックスで頂いて4時半出発。バルセロナを7時半に出発。大阪組(4人と添乗さん)はオランダ航空のため搭乗前にお別れした。

 

フランクフルトではみんなでドイツ入国したものの、行くアテもないので空港内をブラブラしただけ。再び出国して、EU消費税の払い戻し(75ユーロ)を受け、免税店で全部使いました。フランクフルトを午後2時に乗って(日本+8時間)11時間かけて日本へ帰国しました。


午前9時半、中部国際空港へ帰ってきました。空港には長男夫婦と孫が迎えに来ていました。途中で昼食を食べ、正午過ぎ無事帰宅。最後まで読んでいただき有難うございました。

 


画像は本文に関係なく散りばめました。