立春が済みました | 爺34のどて話

爺34のどて話

酒を楽しみ老いを楽しむ。どてかぼちゃ(アトランテック・ジャイアント)栽培を愉しむ。農を通じて人生を語る。後輩の成長に目を細め、良い人生だったと笑って旅立つ。そんな好々爺でありたい。

今日は各地で大雪のようですがコチラはこのあと雨のようです。まだまだ寒いですが、それでも激寒と言う日がありません。やはり暖冬ですねぇ。野菜には霜に強い野菜(冬野菜)と弱い野菜(夏野菜)があります。

 

夏野菜は凍ってしまうと水分が氷になったときに体積が膨らみ細胞を壊してしまうので枯れてしまいます。冬野菜は、細胞を壊してしてしまわないよう、身を守るために細胞内のでんぷんを糖に変えます。

 

野菜の中に糖が増えると、水分は氷になり難くなります(凝固点降下)。だからなばなに限らず、ダイコン、ネギ、白菜、キャベツなど凍らないように頑張った冬野菜は糖度が高く甘くなるのです。

 

ところが今年は暖冬、白菜もキャベツも育ち過ぎです。反面、糖分は少ないでしょうな。

 

 

 


(おまけ)
どでカボチャ栽培:水やり

どでカボチャは普通(食用)のカボチャと違い大変水を必要とする作物です。昨年(2023年)579kgのカボチャを栽培された千葉の西山さんは毎日1トンの水を使っていたそうです。

 

だからと言って土壌が水浸しではいけません。水はけが良くて水に不自由しない、厄介な作物なのです。カボチャの90%は水分と言っても過言ではないでしょう。土壌を乾燥させるとしっかりした根が育ちます。

 

周りに溝を掘る

 

 

それは本当ですがカボチャは1日に15kg~20kg大きくなります。それすべてが水を欲するのです。その駆け引きがカボチャの重量に大きく作用するのです。

 

木曽岬町は海抜0m地帯ですので、その限りにおいては水やりを控えることも出来るでしょう。この時点においても葉に水をかけないようにしなければなりません。うどん粉病の原因を作るからです。

 

葉に水がかからない配水の仕方を考えなければなりません。ワタクシは植え床の周りに溝をつくり潅水します。ツルが伸びる度に溝を広げ、最終的にはほ場全体を溝で囲みます。溝は乾かさない程度に水を供給します。

 

外周は溝を掘り潅水する