一億総ガキ社会 | toiro labo  心に映る色言葉を翻訳します

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カラートランスレーター(色の翻訳家)鶴田実花
人生の塗り絵を書くなら何色をえらぶ?自分を彩る色は、自分史を語ります。
投影された心をカラーボトルに映し出し、心の声を聴きます。
ほっと一息つきたいとき、ちょっと振り返りたいとき、一休みのお手伝いをします。


今日は上の子の参観日だったんだけど、外で「メチャビー」なるラグビーの簡易版のようなスポーツ観戦。

さぶい 周りを見渡してみたら、お母さんはみんな亀のように首をひっこめてました。もちろん私も。

肩がこった日


で、今日は本のご紹介。
一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病 (光文社新書)
一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病 (光文社新書)
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精神科医でもある著者のするどい社会へのきりこみが冴える一冊。

「自分は何でもできる」「自分の望むものになれる」といった万能感が幼児期に形成されるが、大人になっても幼稚な「万能感」にひたる人間が多くなっている。

大人になるということは、「出来ない」ことを知り「諦める」ことも知らなくていけないが、「諦めたくない」から周りを責めたり、物で代用したり人や薬物に依存する人間が増えてくる。

「できない自分」を認めるわけにはいかない。だって「自己愛」が傷つくから。

「こうありたい自分」と「現実の自分」の差に眼をつむろうとすればするほど、何か問題があると「人のせい」「社会のせい」「学校のせい」と他責に走る人々。

「自己愛」が傷つくのを恐れて、自分が傷つかないかわりに、人が傷ついていればいい、という世の中である。

子供の進む道にある障害をどける親。子供が傷つくと自分が傷つくから、あらゆる「痛み」を人のせいにする親や社会。

どんどん個人主義になっていく世の中では「一人にかかってくる責任」も重く、テレビでは「諦めないで」と何でも手にはいるイメージがあって、っと社会の病理にもふれた中々ディープな一冊でした。




「こうありたい自分」もすごく大切だけど、ありのままの自分の上に築きたいもんだ



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