怒りの表現が一番上手? | toiro labo  心に映る色言葉を翻訳します

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カラートランスレーター(色の翻訳家)鶴田実花
人生の塗り絵を書くなら何色をえらぶ?自分を彩る色は、自分史を語ります。
投影された心をカラーボトルに映し出し、心の声を聴きます。
ほっと一息つきたいとき、ちょっと振り返りたいとき、一休みのお手伝いをします。

イライラ、ムカムカ。

琴線のように神経がピンと張ってしまっていて、ちょっと触られただけ、ちょっとした出来事だけで

びぃぃ~~んと大きな音(大きな声)に繋がってしまうときってありますね。

そうです、誰でもあります。

でも問題はそこじゃない。

人よりも多い回数、神経が張り詰めていること。

これは本人も周りも疲れてしまいます。


小さな頃、「甘え」や「優しさ」や「抱っこ」など、安心感につながるコミュニケーションを、積極的に受けてきていない為に起こることが一つの要因に持つ人がいます。
もちろん他の要因も数多くあります。


「不安」や「恐れ」を感じたとき

例えそれが公園で初めてみる友達と打ち解けられないといった「不安」

「何してるの、もう」「みんなで遊んで来なさい」

そんな風に母親に言われた記憶って誰もがもちます。

こんな風に小さな不安や甘えを拒否し続けられるうちに、恐れが膨らみすぎて、そして突きつけられるようなコミュニケーションスキルばかりが個性として伸びてしまって、

大人になって怒りのコントロールが難しくなります。

他の感情に蓋がしてあるので、蓋のない怒りの表現が優先的にでてきてしまうのです。

でも親御さんを責めていてもどうにもなりません。

厳しい見方をすると、今の生き方は自身が選択しているとも言えるからです。

怒りの本当の意味を考えてみてください

「がんばっているのに誉めてもらえない」

「疲れているのに頼れない」

「誰かに聞いてもらいたい」

自分を大切にして、の言葉が隠れています。

それこそ、悲鳴のように、「私を大切にして」って言っているかもしれません。

怒りで表現する方法でしか、生きてこれなかった、そんな人も今からでも、「不安」も「甘え」も別の形で表現できるようになりますよ。

まずは自身の心とゆっくりと向き合ってみましょうね。


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