今年度の勤務先は二期制の学校なので、ただ今前期の成績処理で忙しくしております。

ちなみに前期の私の授業は「金属のイオン化傾向」の単元まで。

イオン化傾向の最も小さい(反応しにくい)金属の王様といえば、

なんといっても金 Au 英雄! ですね。


そのを溶かす唯一の液体は 王水 と呼ばれる

濃硝酸と濃塩酸を体積比で1:3で混合した溶液 ですが・・・

 

The angry chemists wrote a letter to the PM

鉛の利用:潜水艦のカモフラージュ、放射線防護etc.

Pumpkin Chemistry at Nottingham (ハロウィン・スペシャル)

たびたび私のブログに登場していただいております英国ノッティンガム大学の名物教授Poliakoff博士、

今回は、王水が金を溶かす様子を解説してくださっている動画です。


博士が最後に話しているのは・・・

第二次世界大戦中、ドイツ軍に追われる身となり逃げ出さなくてはならなくなったデンマークのコペンハーゲン大学へヴェシー教授のエピソードです。彼はその時、ある二人からノーベル賞の金メダルを預かっていました。ドイツ軍に見つかると没収されてしまいます。そこで、彼は実験室にあった王水のびんに金メダルを溶かして逃げました。戦後、実験室に戻ったところ、びんは無事で、そこから再び金を取り出すことができたのです。その経緯を知ったノーベル財団は、その金を使ってメダルを復元し、二人に改めて金メダルを贈ったということです。



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読書、勉学の秋、スポーツの秋、食欲の秋ですが、

みなさんいかがお過ごしですか?


気がつけば、久しぶりに英語スピーチ&ディベート を書いてから、さらに1年以上たってしまっていました。

中学生の娘は今、高校受験生でもあるので忙しく(上の娘は中高一貫校在学なのでパターンが違います)、週末は模擬テストがあったりで、もうほとんどレッスンに行けない状態です。


しかし、小規模ながら今年もまた英語スピーチ大会に出場できる機会に恵まれました。高円宮杯 のような全国規模の有名な大会ではありませんが(0~7歳をイギリスで過ごした娘には、そもそも出場資格がない)、聴衆を前に壇上でスピーチするという経験は、とても貴重なものです。その幸運に感謝し、頑張って取り組んでもらいたいと思っています。


それにしても彼女、反抗期なので(笑)、今年のスピーチの原稿を私に見せてくれません。練習も学校でして、先生や友だちにチェックしてもらうのだとか・・・(なんか寂しい(_ _)


そこで、

仲間に入れてもらえなくなってイジケた母は、こっそり、3年前、某大会の予選で落ちた彼女のスピーチ原稿を、ちょこっとブログに載せちゃいます。


Tokyo vs. Osaka


My father is from Tokyo.

My mother is from Osaka.


They met in England.

They got married in England.


In England,

all my family members enjoyed English life style very much.

But, when we moved from near London to Tokyo, my parents’ cultural battle broke out.


My father says "Osaka people are・・・”

My mother says "Tokyo people are ・・・”


ふふふ、この先の内容は、ご想像にお任せします。

では、みなさま、良き週末のつづきをお楽しみください。



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わが家に昨年まで来てもらっていた植木屋さんがリタイヤしてしまったので、新しい職人さんが庭の手入れをしてくれることになりました。


私より一回り上の世代だと思われますが、この方、はっきり言って

非常に口が悪いです。


「なんでぇ~この庭、汚ったね~な、今までちゃんと手入れしてたんかい?」

「伸びすぎた竹だけでも先に切ってくれって?今忙し~んだ、半日仕事なんて、やってらんねぇ~よ」


初対面なのに、江戸っ子弁?で言いたいことをズバズバおっしゃってくれます。

口が悪いというより、口下手な感じもしますね。言わなくてもいいことまで言ってる。


まあ、口が悪くても、職人さんの腕がたしかなのならば、私は、それほど気にしないです。大事なことは、お愛想が言えることではなくて、仕事ができることですからね。口が上手いだけで仕事ができないよりは、ずっと良いです。


思うのですが、

最近、失言のせいで辞任させられた政治家が何人かおられますが、ちょっと私たち国民も気が短すぎやしませんか? ちょっと変なことを言うヤツでも、もし仕事がよくできて余りあるくらいの人間だったとしたら、許せると思いませんか?首を切るのは、仕事ができるかどうか見極めてからでも遅くはないのに、短期間で斬って捨ててしまう。なんか余裕がなさすぎですよね。


ってなことを、ぶつぶつ言ってたら、

「う~ん、政治家の場合は植木屋と違って、口の上手さは仕事のうちだからね」

と夫に返されてしまいました。


ふ~ん(`×´)


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やれやれ、東京では台風による暴風雨のピークは過ぎたようです。


さて、昨日tomamさん がブログで紹介して下さった

国連大学名誉副学長で東大名誉教授安井至氏 のブログ

「市民のための環境ガイド」、

9月18日付記事 内田樹氏と藤原正彦氏の主張 がとても興味深く、何度も読み返してしまいました。


記事の前半『情報難民』については、元記事をもっと詳しくした、

内田氏のブログ内田樹研究室 情報リテラシーについて  を読んでみると、これまた非常に面白く、さらに少し時間をかけて自分なりに考えたことなどまとめたいと思うようになったので、今回は、後半の『文系的判断と理系的判断(リスク理系と数学理系)』についてだけにします。


一部引用します。

(詳しくは是非、安井先生のブログを読んでいただきたいです)

「文系知識人は、物事を「白」とか「黒」とか断ずるのは危険、「灰色」というのは安全、ということを自己防衛本能として有しています。「灰色」というのは半身の構えであり、攻撃や批判をかわずには好都合な体制

中略

「リスク理系人」は、これは白色度が30%で、黒色度が70%だという表現をすることを理想としているのであって、単に、白と黒の判断をより定量的にすることを目指しており、それは何もかも灰色になってしまう文系的表現とは、むしろ対極にある表現だと主張したい。」

 

ブルンのブログ-白黒



私は、ちょうど1年前に白+黒→グレー(コメント欄に追記)

数か月前には0%や100%なんてあり得ない

なんて書いて、

「物事(人)は白黒(善悪)はっきりなんてできるものではない。」

と主張し続けています。


この安井先生のモデル最初に見たとき、うれしくてたまらなかったのは、私の考えていたことが上手くあてはまる!と気づいたことです。

つまり

0%や100%なんてあり得ない

→白色度30%、黒色度70%などというリスク理系的判断


白+黒→グレー(コメント欄に追記)
→いろいろな条件や部分で場合分けをし、この場合(部分)は白、その場合(部分)は黒というふうに判断する(その場合い分けを細かくすることによって、全体としてグレーに見えるようになっているだけ)

という数学理系的判断

(私は、リスク理系的判断を、細かい数学理系的判断を総合したもののように捉えたのですが、この解釈、違うかしら?)


「とりあえず灰色にしておくと安全」という文系的判断だって私にはあると思いますよ。


こんなふうに説明できるのって、とても面白いですね。


さて、みなさんの場合は、いかがでしょうか?


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今週は、思春期の娘との間でいろいろあって、

独りよがりでふつつか者の母は反省の毎日でした。

反省して、しおらしい母になったらなったで

「何か企んでるのでは?」と、娘に勘ぐられているような気もしますけれど

彼女に何と思われようと仕方がない。そのまんまの母として認めてもらうしかないです。


あれれ、この文章じゃあ、なんだか、

どっちが思春期の娘かわからない状態ですね。

ふつうは、反抗期の娘をそのまんまの状態で受け入れるようにしなくちゃいけないのは母の方ですのに。

ホントに、こんな母で苦労かけるね

ゴメンね、娘よ。


さて、一週間ぶりのブログです。


今、化学の授業では「酸化還元反応」の単元をやってるのですが、前に、酸化還元反応 のキーワードではこんな記事も書いてました。

人をタイプに分けることについて


酸化還元反応は、ある化学反応の表と裏のようなもので、酸化が起きているところでは必ず還元が起きています。


面白い例として

二酸化硫黄(にさんかいおう、Sulfur Dioxide) SO2  


SO2は、ふつうは還元 (相手を還元、自分自身は酸化)としてはたらくのですが、もし、相手が硫化水素(りゅうかすいそ、Hydrogen SulfideH2S のような、自分よりもっと強い還元剤だった場合は、酸化 として働くようになります。


SO2 + 2H2S→ 3S + 2H2


硫黄(いおう、Sulfur)S の白濁が生成、温泉地でよく見られる反応ですね。


ところで、

この二酸化硫黄の振る舞いを人に当てはめて考えてみました。


新チームを結成する時に、いつもなら表の役割をする人が、今回は別のメンバーが自分より優れているなと判断した場合、その優れた人に表の役割を譲って、自分は裏の役割に回る。


こういう臨機応変に、自分の役割を変えられる柔軟性というのは、チームワークの必要な仕事やスポーツなど場だけでなく、さまざまな人間関係において重要ポイントなのではないのかな?

なんて考えました。


いつも自分が表であることにこだわったりしていると、人を育てることもできなくなりますよね。

安定した社会だと、役割が固定していても良いのかもしれませんが、激変する社会に生きていくためには、表も裏もどっちの役割でも、臨機応変、流動的に対応できる、そういう人がどんどん育ってほしいなと思う今日この頃です。


化学の授業をしながら、こんなことまで考えるとは・・・

やっぱり、ぐらぐら揺れる万年思春期のような教師ですね。(;^_^A


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