プレ金ナイトの武田砂鉄さんが想起した名コラムニスト小田嶋隆さんの残したTwitter(現X) | 太閤クリニック

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2023/12/17 日曜日午後 いつものように筋トレをしていた。休診日のルーチンは筋トレしながらラジコを聴くことである。

以前も紹介した俺の好きなTBSラジオの武田砂鉄さんの「プレ金ナイト」AirPodsPro経由でラジコ(タイムフリー・エリアフリーで)を聴いていた。

他にもお気に入りは

前にも書いたが達郎さんのサンソンや荻上チキさんのセッション 最近斎藤工さんが朗読する名著 沢木耕太郎さんの「深夜特急」だ。←1986年から1992年まで刊行。研修医中の当直には必ず持って行った。

いかん また話がそれた。

オープニングトークにはいつも納得してしまうが、この日は12月15日放送分

その時に去年夏に若くして亡くなられた。「我が心はICにあらず」でデビューしたコラムニスト 小田嶋 隆さん

の事が触れられていた。耳で聞いただけなのであまり正確には覚えていない。

機嫌よく行きましょう 上機嫌が続く 何があっても上機嫌でいましょう。というのには砂鉄さんは違和感を覚えると話している。その時に小田嶋さんのTwitterを想起したという。

俺は筋トレを中断して、小田嶋さんのTwitter(現X)を遡ってみた。

2019年11月にTwitter(現X)を引用する。難解だが名文である。

「いつもニコニコしている事を自分自身との心情として掲げるのは個人の自由だから 好きにすればいいと思う。ただそれを他人にそれを求める事はあからさまな抑圧だと言う程度の事はできれば自覚して欲しいと思っている。怒りという感情を理性の敗北ないしは欠如としか考えない人々は、怒りを表明しておる人間が何に対して憤っているのかをまるで問題にしない。その代わり彼らが選ぶ態度は怒っている人間の狭小さや余裕の無さをを哀れんだり嘲笑する事で 結果として現体制を擁護したりする事だったりする。要約すると僕たちっていつも機嫌がいいよね? うん悪口とか苦情ばっかり言っている人って いやだよね。うんうん物事のいい面だけ見ていつもHAPPYでいたいよね うんうんってな調子で無限に頷き合っている界隈の人々がどうしても好きになれない。」 

そうだな俺は サービス業でブルーカラーだから患者さんとかスタッフにはニコニコしているふりをしている。中学からの親友のY田ちゃんも同じようなことを夏に会った時に話していた。

でも還暦前からだいぶ機嫌は悪い。なにかに怒っている。(若い時から上司に怒っていたのは変わらないが現在は上司がいない。社会や政治やましてや自分自身にさえ怒っている 表には出さないようにしているが) 

でもスタッフにニコニコ機嫌がいいのを強要するのは間違いなんだろうな。せめて仕事中はニコニコしていて欲しい。