4月のこと、ちぃさんと虎ノ門のフレンチ、『ブラッスリー・バイ・プラン』で過ごす楽しい夜の続き。
ここは、 銀座や京都でフレンチ・レストランを展開するPLEIN(プラン)グループのお店。
ヴィアンドが届く。
大沼牛ステーキと、ポムフリット。
焼き色が美しく、食欲をそそる。
薬味は、ソースボルドレーズ、ディジョンマスタード、粗挽き胡椒、ゲランドのフルール・ド・セル。
二人に取り分け。
薬味を変えながら味わう。
柔らかな肉には旨味が凝縮されている。
八種類目のワインは、二種類目の赤。
今まではグラスに半量で注いでもらっていたが、このワインはフルポーションでもらう。
スッドウエスト、カオールのドメーヌ・コンベル・ラ・セールが造る、ル・ピュール・フリュイ・デュ・コス、カオール、2023年。
マルベックで造られた、黒ワイン。
色合いは濃厚なガーネット。
黒果実の豊かな香り。
強い果実の凝縮感、綺麗な酸とまろやかなタンニンを持つので過度に重過ぎず、洗練されたボディ。
スミレやスパイス、黒い土のニュアンスも心地良い。
ぶどう栽培はオーガニックで、認証マークはEUのユーロリーフとフランス農務省のABマークが付いている。

濃厚なカオールと牛肉の相性は抜群。
肉もワインも進む。
ここのコース料理は、ヴィアンドのあとにパスタが出される。
コースメニューはシラスのオイルパスタだったが、「前回と同じになってしまうので、良ければお好きなものを作ります」とアラカルトメニューを見せてくれ、牛ラグーソースのパスタを選んだ。
振り掛けられているのは、パルミジャーノ・レッジャーノ。
パスタには、再び白ワイン。
九種類目は、今夜飲んだ白ワインの中で一番気に入ったボトルを選んだ。
スペイン、カスティーリャ・ラ・マンチャのボデガス・アルスアガ・ナヴァロが造る、パゴ・モタ、ブランコ、シャルドネ、2024年。
モチモチの麺は、浅草開化楼の低加水パスタフレスカ。
この麺は『サローネ』でしか食べたことが無いと話すと、早川シェフがこの麺を使えるようになった経緯を教えてくれた。
早川シェフが、「新しく入荷したワインを試されませんか」と、グラスに注いでくれる。
北ローヌのドメーヌ・ジュリアン・ピロンが造る、ル・ブリュイ・デ・ヴァグ、2023年。
ジュリアン・ピロンはローヌの白のライジングスターと評される人気の造り手。
熟した洋梨やメロンの甘い香りに爽やかなハーブのニュアンス。
濃厚な果実味と熟成感を持ちながら、後味には軽い苦みと清涼感、そして長い余韻。
確かに上質のローヌの白だ。
セパージュは、マルサンヌ80%、ルーサンヌ20%。
今夜のデセールは、テリーヌ・ドゥ・ショコラ。
早川シェフが今度はデザートワインを出してくれた。
「どちらがお好みですか」と、早川シェフ。
「ペドロ・ヒメネスをお願いします」と、私。
「折角ですので両方を飲み比べて下さい」と、笑いながら早川シェフ。
こちらはソーテルヌの貴腐ワイン。
シャトー・バストール・ラモンターニュ、SO ソーテルヌ Bio。
ビオワインと名乗るだけあり、EUのオーガニック認証マーク、ユーロリーフが付いている。
ぶどうは、セミヨン、カベルネ・ソーヴィニヨン。
こちらは、スペインのシェリー。
アンダルシアのヴァルデスピノが造る、エル・カンダド、ペドロ・ヒメネス。
ペドロ・ヒメネス100%で造られ、10年以上の熟成を経てリリースされる、高品質のシェリー。
ソーテルヌとシェリーと共にテリーヌ・ドゥ・ショコラを味わう。
スイーツが苦手なちぃさんは角を少し食べただけ。
残りは私が美味しくいただく。
壁に架かる絵は、ファン・ゴッホの「夜のカフェテラス」。
今夜の料理もワインも素晴らしく、大満足。
早川シェフとスタッフの皆さんに礼を述べ、見送られて席を立つ。
2Fまではエスカレーターで下る。
このカラフルなエスカレーターを見ていると酔いが回ってくる。
2FからエレベーターでB2Fに降りると、「T-MARKET」に出る。
正面のお店は『アタ カーブドッチ』。
日比谷の『バーマン』には何度も行っているが、ここはまだなので早く訪問しなければだ。
ちぃさんと虎ノ門で過ごす、楽しい夜でした。



























