ディナーは虎ノ門のお気に入りのフレンチ、ブラッスリー・バイ・プランで | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

4月のこと、ちぃさんと虎ノ門のフレンチ、『ブラッスリー・バイ・プラン』で過ごす楽しい夜の続き。

ここは、 銀座や京都でフレンチ・レストランを展開するPLEIN(プラン)グループのお店。

 

食べているのは、プランの前菜盛り合わせ。

 

前菜を二人に取り分け。

ほうれん草のキッシュ。

サーモンのタルト。

初鰹のカルパッチョ。

生ハムとクリームチーズのプチシュー。

これはワインが進む。

 

三種類目のワインを選ぶ。

色々な種類のワインを飲みたいので、グラスの量を半分で提供してもらっている。

 

スペイン、カスティーリャ・ラ・マンチャのボデガス・アルスアガ・ナヴァロが造る、パゴ・モタ、ブランコ、シャルドネ、2024年。

モタは、ラ・マンチャ地方南部のパゴ・フロレンティーノ地域に生息する珍しい小鳥の名前。

 

熟した洋梨、トロピカルフルーツ、パイナップルの香り。

濃厚な果実味、複層的なストラクチャー、後味には樽のニュアンス。

フレンチオークの新樽で7ヶ月間シュールリーで熟成されている。

 

前菜の取り分け二皿目。

パテ・ド・カンパーニュ、マスタードとピクルス添え。

美桜鶏のバロティーヌ、バルサミコ。

キャロットラペ、紫キャベツのマリネ、グリーンサラダ。

 

取り分け三皿目。

赤海老のマディラ酒漬け。

新玉葱のポタージュ。

新玉葱の自然な甘味が旨い。

 

たっぷりのマディラ酒を纏った赤海老は至福の美味しさ。

脚までバリバリと食べてしまう。

殻の中の味噌もチュッと吸って味わう。

 

天使の海老とオマール海老出汁のブイヤベース。

撮影したあと、二つの皿に取り分けられて届く。

 

早川シェフが、「ブイヤベースには是非ロゼワインを合わせて下さい」と、グラスに注いでくれる。

「マルセイユ名物のブイヤベースにはプロヴァンスのロゼですね」と、私。

 

プロヴァンスの人気の造り手、シャトー・ミニュティーの、エム・ド・ミニュティー、コート・ド・プロヴァンス、ロゼ、2024年。

 

弾けるようなラズベリーやストロベリーの香り、そのあとにはハーブのヒントも。

口に含むと爽快感が広がるが、液温が上がると豊かな果実味が現れる。

綺麗な酸とミネラルのバランスが良い、素晴らしいロゼ。

ぶどうは、グルナッシュ、サンソー、シラー、ティーブランの4つの黒ぶどう品種。

 

プロヴァンスの料理にプロヴァンスのワインが良く合う。

 

「ブイヤベースに合わせてどうぞ」と、焼き立ての天然酵母のクッペが届く。

 

ブイヤベースの中には、真鯛、天使の海老、ムール貝。

 

天使の海老とオマール海老の出汁が濃厚で素晴らしい。

ニューカレドニアの天使の海老の正式名は、パラダイス・プロン。

 

プロヴァンスのロゼを飲み干すと、五種類目のワインを選ぶ。

 

ジゴンダスの名門、ドメーヌ・サン・ダミアンが造る、コート・デュ・ローヌ、レ・クロ・デュ・コルディエ、2024年。

シトラス系の爽やかな香りに続き、熟した洋梨や黄桃の香り。

果実味はとても強く、後味には炒ったナッツやハーブのニュアンスを持つ、フルボディ。

ぶどうは、クレレット、ブールブーラン。

 

六種類目のワインは、オレンジワイン。

 

フランス、ボルドーのシャトー・ド・ベルが造る、セミオナージュ、オレンジ、アトランティック・ブラン、2024年。

シャトー・ド・ベルはドルドーニュ河を挟んでサンテミリオンの対岸に位置するワイナリー。

 

柑橘系の香り、極めてドライな果実味、後味には軽い渋み。

ぶどうはセミヨン100%。

栽培はビオロジックで、EUのオーガニック認証マークのユーロリーフが付いている。

 

次の料理はヴィアンド。

そこで七種類目は赤ワインを選ぶ。

 

ラングドックのシャトー・デ・ザドゥーズ、ル・ティグル、フォジェール、2022年。

このシャトーのオーナーは、ドメーヌ・モンローズ。

”ル・ティグル”は、”虎”。

 

色合いは濃いルビー色、赤系果実の甘い香り。

口に含むと強い果実の凝縮感、複雑なストラクチャー、それでいて重過ぎない洗練されたボディ。

セパージュは、グルナッシュ35%、カリニャン35%、シラー30%。

ぶどう栽培はリュット・レゾネ、平均樹齢は90年以上ととても高い。

ちぃさんと過ごす、虎ノ門の楽しい夜は続きます。