4月のこと、彼女と神谷町で待ち合わせ。
彼女と合流すると、地下通路を通って今夜のディナーの店に向かう。
向かったのは、「麻布台ヒルズ」。
「麻布台マーケット」の建築意匠は、ヨーロッパの古い教会をイメージさせる。
彼女が日焼けをしたくないので中央広場には出ず、地下通路を使って「タワープラザ」へ。
陽が本当に長くなった。
予約時間の5分前に到着。
今夜のディナーのお店は中華の人気店、『希須林(キスリン)』。
中央には厨房を囲むカウンター席。
カウンター席の周りに、テーブル席。
今夜はテーブル席を予約しておいた。
先ずはスパークリングワインで乾杯。
ボトルもグラスもキンキンに冷えているのが嬉しい。
スペイン、カタルーニャ州ペネデスのコヴィデス・ヴィンヤード&ワイナリーが造る、カヴァ、マス・ダンコーサ、ブリュット。
コヴィデスはカタルーニャで生産量第一位の生産者協同組合で、傘下に約2,000haのぶどう畑と700人以上の組合員を持つ。
柑橘系のフレッシュな香り、口に含むと瓶内二次発酵特有の複雑な果実味と熟成感、綺麗な酸も印象的。
これはバランスの良い上質のカヴァだ。
バックラベルにはヴィーガン認証が付いている。
ぶどうは、チャレッロ、マカベオ、パレリャーダ。
アミューズは、トマトの酸辣湯。
熱々のスープで食欲が覚醒する。
希須林サラダは、鮮魚のお刺身サラダ。
今日の鮮魚は、黒鯛。
美味しいだけでなく、器も冷え冷えなのが素晴らしい。
本日の点心は、焼売。
この焼売、かなり大きい。
中には肉がぎっしり。
マスタードが付いているが、肉にしっかり味が付いているのでそのままで充分に美味い。
カヴァのボトルを飲み干すと、白ワインをグラスで。
オーストラリア、南オーストラリア州のメタラが造る、キリビンビン、シヴァー、シャルドネ、2025年。
”キリビンビン”はアボリジニの言葉で、”あるものをより良い魅惑的なものにする”という意味。
「初めて飲むワインだけど、インパクトのあるエチケットね」と、彼女。
「このワインは三年ほど前に有楽町の『nomuno』で一緒に飲んだよ」と、私。
「何時も言っているけど、貴方の記憶力には驚かされるわ。でもそう言うと、”僕が覚えているのは君と一緒に飲んだワインだけだよ”って言うのよね」と、彼女。
「・・・・・」、決め台詞を封じられてしまった。
彼女と麻布台で過ごす、楽しい夜は続きます。



















