銀座で馴染みのフレンチでディナー | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2025年10月のこと、彼女と銀座の馴染みのフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』で過ごす、楽しい夜の続き。

 

スパークリングワインの次には、白ワイン。

今夜はシェフの特別コースとワインのペアリングをお願いしている。

 

ロワール、アンジュ地区の名門、オジュロが造る、ヴァン・ド・スピリット、アンジュ・ブラン、2023年。

竹内支配人がロワールまで行って買い付けてこられたワイン。

シトラスの爽やかな香り、綺麗な果実味と活き活きとした酸、そしてスピリット=火山岩由来の強いミネラル感。

竹内さんが自信をもって出してくれるだけあり、素晴らしい出来栄え。

 

ぶどう栽培はオーガニックで、ヴィオディヴァンとユーロリーフの認証マークが付いている。

ぶどうは、シュナン・ブラン100%。

 

ポワソンが届く。

宮城県産ヒラメのムニエル、檸檬と胡桃のサラダ。

中央には、焦がしバターのソース。

 

ヒラメの上には、チーズとパン生地のクルトン。

 

ビーツで色付けしたマッシュポテトの上には、檸檬と胡桃。

 

三種類目のワインも白。

 

ドメーヌ・J. A. フェレ、マコン・フュイッセ、2022年。

フェレは1840年創業のマコン地区、フュイッセ村のトップ・ドメーヌの一つ。

フェレのプイィ・フュイッセは良く飲んだが、マコン・フュイッセを飲むのは初めて。

 

ライムやレモンなどの柑橘系の香り。

豊かな果実味、ヴォリューミーなミネラル、ドライな中に蜂蜜やブリオッシュのニュアンス。

フェレのマコン・フュイッセはプイィ・フュイッセに負けず劣らず素晴らしい。

 

ヴィアンドは、牛さがり肉のロティ、ソース・ボルドレーズ。

 

肉の焼き色が食欲を誘う。

肉にソース・ボルドレーズは王道の組み合わせ。

 

付け合わせの野菜が多彩。

ズッキーニ、ビーツ、レンコン、エリンギ、ベイビーコーン、インゲン、ナス、カブ。

 

ヴィアンド用に、バゲットをお代わり。

 

そしてヴィアンド用には赤ワイン。

素晴らしい造り手のワインが届き、嬉しい喜び。

 

ローヌ、コンドリューの名門、ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネイ、コート・ロティ、ブロンド・デュ・セニュール、2008年。

ジョルジュ・ヴェルネイ氏はコンドリューの品質向上に努め、30年間コンドリュー名称保護委員会の会長を務めた人物。

 

コート・ブロンドの畑は斜面にあるため機械の使用が出来ず、すべて手作業で栽培されている。

圧倒的な果実味と熟成感、伸びやかなタンニン、濃厚でありながら洗練されたボディ。

ぶどうはシラーがメインでヴィオニエを少量ブレンド。

熟成はオークのバリックで18ヶ月間、新樽比率は25%。

 

デセールは、『ポール・ボキューズ』のスペシャリティ。

 

”ムッシュ ポール・ボキューズ”のクレーム・ブリュレ。

 

久し振りに食べる”ポール・ボキューズ”のクレーム・ブリュレが美味い。

 

食後の〆は熱いコーヒー。

 

コーヒーカップの反対側には、何故か”メゾン ポール・ボキューズ 代官山”の名前が。

 

今夜の鈴木シェフの料理も、そして竹内支配人が選ぶペアリング・ワインも素晴らしかった。

在りし日のポール・ボキューズさんの写真に挨拶をし、竹内支配人に見送られ店を出る。

 

彼女と過ごす、銀座の馴染みのフレンチでの楽しい夜でした。