イタリアンディナー、ワイン飲み放題 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2025年7月のこと、ちぃさんと竹芝の「ホテルインターコンチネンタル東京ベイ」のイタリアン、『ジリオン』で過ごす素敵な夜の続き。

 

今夜はラベンダーカラーの特別室でのディナー。

 

プリモピアットが届く。

スパゲッティ・ペスカトーレ。

 

蟹、海老、烏賊、つぶ貝がたっぷり。

麺がモチモチで旨い。

 

支配人の庄司さんがボトルを持って部屋に来られた。

「今日は会議が長引いてしまい、ご挨拶が遅くなり申し訳ありません」と言いながら、クズマーノのボトルを見せてくれる。

以前、ここでクズマーノのワインメーカーズ・ディナーを開催したことがあるのだそうだ。

この大きなワイングラスで供されたところに、庄司さんのこのワインの評価の高さを感じる。

 

シチリアのクズマーノが造る、ヤレ、シャルドネ、2022年。

クズマーノはシチリアに彗星のごとく現れた2000年創業の若いワイナリーだが、今やシチリアを代表する高い評価を獲得している。

 

インツォリア、カタラット、ネロ・ダーヴォラなどのシチリアの土着ぶどうを用いたワイン造りを行っているが、このワインは国際品種のシャルドネ。

私はクズマーノのワインは数多く飲んでいるが、シャルドネは初めて。

 

ちぃさんと乾杯。

シトラス系の爽やかな香りのあとには、洋梨やパッションフルーツのニュアンス。

濃厚な果実味、優しい酸、そして複層的なストラクチャーを持つ、素晴らしいシャルドネ。

シチリアは南イタリアだがエトナ山のお陰で標高は高く、ヤレのシャルドネの畑は海抜700mの高地にある。

 

セコンドピアット、豚肩ロースのグリエが届く。

 

肉は柔らかく、旨味が凝縮されている。

肉の下にはマッシュポテト、バルサミコソース。

付け合わせの野菜は、ズッキーニ、パプリカ、ポテト、インゲン、ルッコラ。

 

シャルドネのボディが強く美味しいので、肉料理にも合わすことが出来る。

 

今夜は白ワインが美味しく、ヴェネトのトレッビアーノもシチリアのシャルドネもボトルには残り僅かとなってしまった。

白ワインの前に、オーストラリアのロゼのスパークリングをほぼ1本飲んでいる。

 

肉料理の後半には、赤ワインも一杯飲むことにする。

 

エミリア・ロマーニャのボッテールが造る、リオーネ・ディ・ドージ、サンジョヴェーセ・ディ・ロマーニャ、リゼルヴァ、2019年。

 

1928年に創業し、三世代にわたりワイン生産を続けるボッテールは、今やイタリアを代表する大規模生産者。

 

カシスやプラムの香りに樽由来のバニラ香。

豊かな黒果実の凝縮感、まろやかなタンニン。

バランスに優れたフル寄りのミディアムボディ。

熟成はオークの樽で12ヶ月、更にステンレスタンクで12ヶ月。

 

肉料理に合わせ、ライ麦パンは二個目。

 

更にセモリナ粉のパンも。

 

食後はまったりしながらシャルドネとサンジョヴェーゼの並行飲み。

シチリアのシャルドネと言えば、プラネタばかり飲んでいた。

このシャルドネ、とても気に入ったので買うことにしよう。

 

ドルチェはスープ仕立てのフォルマッジョのソルベ。

 

ダークチェリーのソースの中には、ダークチェリーがたっぷり。

 

でも、ちぃさんが食べたのは苺だけ。

あとは私が美味しくいただく。

 

食後の〆は熱いコーヒー。

砂糖は使わないが、フランスのプレミアム・シュガー、ラ・ペルーシュが出された。

インド洋に浮かぶフランス領レユニオン島のサトウキビ100%で作られている。

 

ここで再び庄司支配人が部屋に来られ、「よろしければ自家製リモンチェッロをどうぞ」とのこと。

 

美味しくいただく。

こんな心遣いがとても嬉しい。

 

庄司支配人、宮田ソムリエに見送られ、店をあとにする。

やはりホテル・レストランでの食事は満足感が高い。

 

帰りも三階から。

 

竹芝埠頭公園の日本丸のマストを模したモニュメントが明るく輝く。

ちぃさんと「インターコンチネンタル東京ベイ」で過ごす、素敵な夜でした。