2025年6月のこと、大学時代の友人たちと恒例の京都旅行。
三日目の朝も、三人とも少々二日酔い。
それでもちゃんと早起きして、予約している場所に向かう。
向かった先は、桂離宮。
入り口で予約証を見せ手続きを済ませると、参観者休所で参観コースの予習。
桂離宮(旧桂山荘)は後陽成天皇の弟、八条宮初代智仁親王により、元和元年(1615年)頃に造営を開始し、数年をかけて完成したもの。
八条宮は常磐井宮、京極宮、桂宮と改称されたのち途絶えたことから、明治16年(1883年)に宮内庁管轄となっている。
昨日の雨から一転し、今日は良い天気。
先ずはこの橋を渡り、御幸道へ。
前日の修学院離宮と同じく、ここでも20人ほどのグループで参観。
ここは御幸門。
御幸門のずっと先にあるのが表門で、特別な時にしか開かれない。
この道は先に行くほど幅が狭くなっていて、遠近法を利用して実際の距離よりも遠く見えるように造られている。
御幸門は茅葺切妻屋根で、まさに山荘の雰囲気を醸し出している。
桂離宮の中を歩いていて、一番目を引くのが歩道の造り。
場所毎に、小石を敷き詰めたり、切り石を置いたり、自然石を飛び石に配置したり、その場所が持つ役割、雰囲気を上手く表現している。
外腰掛に向かう道は、飛び石。
そしてここに植えられているのは薩摩島津家から献上されたと伝えられる、蘇鉄。
これが、茅葺寄棟造りの外腰掛で、この先にある茶室、松琴亭の待合い腰掛。
奥には雪隠(トイレ)が付いている。
すぐ横には、二重桝形の手水鉢と手元を照らす低い灯篭が設置されている。
庭苑の至る所に灯篭が置かれているが、その形は全て異なっており、それを見て歩くもの楽しみの一つ。
外腰掛から先に進むと眺望が開け、池が現れる。
池の向こう岸に見えているのが、松琴亭。
池を横切っているのは、天の橋立。
ここは州浜。
松琴亭側に回り込んで、天の橋立と州浜を撮影。
見る位置ごとに風情のある景色が広がる。
左手の石橋を通り、茶室の松琴亭に渡る。
建物は桂離宮で最も格式の高い茅葺入母屋造り。
写真では見えにくいが、”松琴”の扁額は後陽成天皇の宸筆。
この石橋は細く、渡るには少々勇気がいる。
「石橋の真ん中を歩き、途中での写真撮影はお控えください。池に落ちた方がいらっしゃいます」とガイドさん。
簡素な佇まいだが、部屋の中を見ると青と白の市松模様の襖が目に飛び込んでくる。
床の間と襖の市松模様がぴったり合っている。
現代にも通じる素晴らしいデザインだ。
松琴亭からの眺めをしばし楽しむ。
松琴亭を出ると池に浮かぶ島に渡り、次の建物を見に行く。
この橋は大丈夫なのかと不安がよぎるが、実際にはとてもしっかりとした橋。
賞花亭と園林堂が見えてきた。
友人達と過ごす、楽しい京都の旅は続きます。



















