京都旅行 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2025年6月のこと、大学時代の友人たちと恒例の京都旅行。

二日目の朝、昨夜は遅くまで飲んでいたので三人とも少々二日酔い。

それでも予約している場所があるので頑張って出発。

 

到着したのは、修学院離宮。

予約時間の15分前まで入門できないので、雨の中、傘をさして待つ。

同じ時間に参観を申し込んでいる20人ほどがこの右に並んでいる。

 

入門すると、ビジターセンターで参観の手続き。

事前にネット予約が必要で、ここでは参加料の支払いと、全員の身分証明書の確認。

マイナンバーカードか免許証が必要とは知らなかった。

流石、宮内庁の管轄下にあるだけありチェックは怠りなく、ビジターセンターの隣には警察官が常駐する派出所もある。

 

支払いと身元チェックが終わると首からぶら下げるビジター証が渡され、出発までビデオで参観コースの予習。

下離宮、中離宮、上離宮の三つがあり、下、上、中の順で巡るとのこと。

 

いよいよ、約80分の参観スタート。

修学院離宮は、17世紀中頃、明暦元年(1655年)から2年にかけて後水尾上皇によって造営工事が起こされ、万治2年(1659年)頃に完成した山荘。

面積は54万5千㎡と広大。

 

御幸門から下離宮に入る。

 

雨が降り続いているので、20数人が移動するのは結構大変。

傘が邪魔をして密集できないので、解説者の声が聞こえない。

 

庭園を抜けると、木立の中に建物が見えてくる。

 

ここは寿月観。

 

寿月観の扁額は後水尾上皇の宸筆。

 

庭を巡り、東門から外に出る。

 

目の前には上離宮に通じる赤松の並木。

 

この松並木の路は御馬車道と呼ばれ、明治天皇はここを馬車で上られたのだそうだ。

今は左右の松の枝が伸び、ここを馬車で走るのは無理。

 

御馬車道の左右にはよく手入れされた段々になった田圃。

今は近隣の農家に栽培を委託している。

約四百本の松並木の中に、何本も若い木がある。

近年の夏の高温により多くの松が枯れてしまい、新しい苗を植えたとのこと。

 

御成門から上離宮に入る。

と言っても門をくぐるのではなく、門の横にある通用口を利用。

 

長い御馬車道を、そして更に石段を上るので、標高はかなり高い。

雨で煙って良く見えないが、京都の市街地を望むことができる。

 

この山の上にある池は、浴龍池(よくりゅうち)。

 

そして山の頂上にあるのは、隣雲亭。

海抜150mなのだそうだ。

六畳の一の間と三畳の二の間と洗詩台と名付けられた板の間があるだけで、床の間や棚などの装飾は全くない簡素な造り。

 

軒下のたたきには、漆喰に埋め込まれた小石が、一個、二個、三個。

”一二三石(ひふみいし)”と呼ばれている。

 

軒に吊り下げられているのは、虫除けの”おにやんまくん”。

 

案内の方に先導され、今度は石段を下って浴龍池へ。

高低差が激しいので、足腰が弱い方には無理な行程。

 

滝も作られている。

 

浴龍池に下るとまず見えてくるのは、中島と万松塢(ばんしょうう)の間に架かる、千歳橋。

東(右側)の屋根の上には金銅の鳳凰の飾り。

 

次は、中島に渡る、楓橋。

深い緑が美しい。

友人達と過ごす、修学院離宮参観は続きます。