イタリアンディナー、ワイン飲み放題 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

早稲田のコンサーツ・ラボで開催された、ピアニストの河野真有美さん主催の「ファンタスティコ~素晴らしき音楽、素晴らしき歌声~」を大学時代の友人と共に楽しんだあとは、大手町に移動。

 

丸の内・大手町界隈は、友人も私も長いビジネスマン生活を過ごした馴染みの場所。

ディナーに予約しているお店は、イタリアンの『アマルフィイ・モデルナ』。

 

入り口側の部屋は少人数の客用。

奥の部屋に大人数の客がどんどん入っていく。

 

私たちは窓際の広いテーブル。

 

今夜はアマルフィイ・ディナー・コースを予約している。

でもランチからまだ四時間しか経っていないので、あまりお腹は空いていない。

 

まずはスプマンテを抜栓。

 

イタリアのテッレ・チェヴィコがエミリア・ロマーニャ州で造る、ラルス、スプマンテ、キュヴェ・ブリュット。

 

ラテン語でカモメと名付けられたスプマンテは、爽やかでフレッシュ&フルーティー。

ぶどうはトレッビアーノ100%。

グラスはラルス専用。

 

アンティパストミストが届く。

 

カンパチのカルパッチョ。

 

アオリイカのトマト煮込み。

 

プロシュートとグリーンサラダ。

 

アンティパストミストでスプマンテが進む。

グラスが大きいので、二人で3杯ずつ飲むとボトルが1本空いてしまった。

 

しっとりとした自家製フォカッチャが美味い。

 

このフォークはパスタ専用。

この形状を見ると、マセラティのエンブレムを連想する。

 

これがイタリアの自動車メーカー、マセラティのエンブレム。

マセラティの故郷、ボローニャの紋章=ネプチューンのトライデント(三叉の槍)をデザイン化したもの。

 

ボローニャのネプチューンの像が手に持つのが、トライデント(三叉の槍)。

 

私が選んだパスタは、鰆、ブラックオリーブ、ケイパーのトマトソーススパゲッティ、ブッタネスカ風。

 

ブッタネスカ風は日本語では娼婦風。

アンチョビ、ケイパー、赤唐辛子が入っていることが特徴。

ピリ辛で酸味もあって美味い。

 

友人のパスタは、自家製サルシッチャと春野菜のスパゲッティ、カチョエペペ仕立て。

 

サルシッチャがたっぷり。

カチョエペペはローマの名物パスタで、カチョはチーズ、ペペは胡椒。

 

スプマンテは、アンティパストミストで1本、プリモピアットで更に1本のペースで飲んでいる。

 

セコンドピアット用に、赤ワインをグラスで注文。

イタリアのグルッポ・イタリアーノ・ヴィーニ(G.I.V.)がエミリア・ロマーニャ州で造る、モンテリーベロ、サンジョヴェーゼ・デル・ルビコーネ。

 

綺麗な果実味とまろやかなタンニンのバランスが良いミディアム・ボディ。

ぶどうはサンジョヴェーゼ主体。

 

セコンドピアットは、国産仔牛肉とモッツァレラチーズのソテー、ソレント風チャンポッタ添え。

 

仔牛肉は癖が無く柔らかい。

チャンボッタは南イタリア、バジリカータ州の野菜のごった煮。

ソレント風なので、トマト、バジル、モッツアレラが使われている。

 

ドルチェが届く。

 

パウンドケーキ。

しっとりと質感があり、バターの香りが心地よい。

 

桃のジェラート。

食後のジェラートは良い口直しになる。

 

〆は熱いコーヒー。

 

でも、スプマンテも飲んでいる。

三本目を抜栓したので、飲み干さなければだ。

 

満腹満足で店をあとにする。

今夜も飲み過ぎてしまった。

 

大手町駅に向かう地下通路で面白い自販機を見付けた。

これは富山の色々な物産の自販機。

 

これはかなりマニアック。

ジョジョの奇妙な冒険のハンカチの自販機だ。

友人と神楽坂のフレンチでランチ、早稲田のコンサートホールでオペラ鑑賞、そして丸の内のイタリアンでディナーを楽しんだ、充実した休日でした。