nonuno EXPRESSでワインの後は、三ぶんで日本酒、有楽町から日比谷 4 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2月のこと、ちぃさんと築地の鉄板焼き『KUROSAWA』でランチのあとに、有楽町の『nomuno EXPRESS』でワインをたっぷり飲んだ楽しい午後の続き。

 

日比谷駅から帰途に就くつもりだったが、二人ともお化粧室に行きたくなった。

そこで「東京ミッドタウン日比谷」に立ち寄ることにする。

ステップ広場には、大きな豚と牛。

 

これは、1月10~19日に開催されたニッポンの食の未来を考えるイベント「食と生きる」に合わせて製作された、美術作家の松本勇馬氏の作品。

 

『食の原点、よろこび、未来への希望』をテーマとした、高さ3mを超える巨大な藁のアート作品で、コンセプトは『母乳』

 

日比谷ステップにも綺麗なイルミネーション。

 

目指すは2Fのお化粧室。

でも人が溢れていて断念し、3Fのお化粧室へ。

 

3Fで気分スッキリになると、すぐ近くには馴染みのお店。

ふらふらと吸い寄せられるように『三ぶん』に入店。

 

まずはお粥をお腹に入れる。

 

さて、今日のお酒は何があるのかチェック。

 

少し値段が高い、梅見月のおすすめ酒もある。

 

選んだのは、おすすめ酒。

島根県邑智郡邑南町の玉櫻酒造が醸す、純米 とろとろ にごり酒 生酒。

 

使用米は、やまだわら、五百万石。

精米歩合は70%、酵母は協会701号。

 

ちぃさんと乾杯。

プチプチのガス感が心地よく、甘いが酸があるので爽やかな飲み口。

日本酒度は驚きの-30。

 

まだお腹はいっぱいだが、酒の肴も少し食べることにする。

この黒板を見て、「ここでスイーツを食べる人がいるのかしら」と、ちぃさん。

 

料理は、お隣の『割烹酒亭 三分亭』から運ばれてくるので品数は豊富。

 

黒板のメニューから、愛媛県産のシマアジを注文。

 

ここの魚は全て天然物。

シマアジは引きが強いので、釣って楽しい魚だ。

三宅島の沖合にある三本岳で、石鯛や石垣鯛を釣る合間にシマアジ釣りを楽しんだことを思い出す。

 

ここには、酒に合う珍味も色々ある。

 

このメニューからも一品。

 

エシレバターのじゃがバター。

これは期待通りの美味しさ。

 

二杯目の酒を選ぶ。

 

再び乾杯。

既に二軒でワインをたっぷり飲んできているので、もうかなり酔っている。

 

ちぃさんの酒は、奈良県御所市の千代酒造が醸す、篠峯 上々 純米酒。

 

使用米は、雄山錦、北雫、精米歩合は77%。

燗で飲んでも美味い、篠峯の定番酒。

 

私の酒は、栃木県芳賀郡市貝町の惣誉酒造が醸す、惣誉 新・純米酒。

 

使用米は特A山田錦他、精米歩合は67%、使用酵母は協会7号。

蔵の150周年を記念して2022年に初リリースされた酒で、アルコール度数を13%に抑えた切れの良い辛口。

 

ここの器は良いものが揃い、見ているだけで嬉しくなる。

 

サクッと飲むと、今度こそ帰途に就く。

ここに来た時はまだ明るかったが、『三ぶん』で飲んでいるうちにすっかり陽が陰っている。

 

よく見ると、可愛いワンちゃんが二匹。

飼い主さんが撮影中のようだ。

待ての指示をちゃんと守っている。

 

夜になるとイルミネーションが輝き、街が美しくなる。

 


「東京ミッドタウン日比谷」の文字も明るく浮かび上がる。

 

築地の『KUROSAWA』での鉄板焼き、有楽町の『nomuno EXPRESS』でのワイン、そして日比谷の『三ぶん』での日本酒と、ちぃさんと過ごす充実した休日でした。