今日のランチは馴染みのお店でシャンパーニュと純米大吟醸で、麻布箪笥町 天涼庵、六本木一丁目 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2月のこと、ちぃさんと六本木一丁目で待ち合わせ。

 

今日のランチの場所は「六本木グランドタワー」の飲食店街、「グランドプラザ」の中。

 

予約しているお店はお気に入りの和食店、『麻布箪笥町 天涼庵』。

 

カウンターの何時もの場所に座ると、店長の岡内さんがシャンパーニュを抜栓してくれる。

G.H.マーテルが造る、シャンパーニュ、ポル・ジェス、ブリュット。

G.H.マーテルは1869年設立の老舗メゾン。

岡内さんによると、このシャンパーニュは近々廃版となるとのこと。

今日が飲み納めとなるかもしれない。

 

ちぃさんと、今日も楽しく飲みましょうの乾杯。

 

グレープフルーツやライチの香り。

黒果実の強い凝縮感、そして活き活きとした酸がボディを引き締める。

後味は切れのあるブリュット。

セパージュは、ピノ・ノワール55%、ピノ・ムニエ40%、シャルドネ5%。

 

店内には、カウンター席のほかに、テーブル席、個室がある。

昨年8月には一番大きな個室で、福岡の遊歩さん、名古屋のなぎささんと海の桜さん、そしてしづちゃん、mayuさん、私で食事会を開催した。

 

今日は、期間限定特別コースをお願いしている。

 

ここの箸袋は富嶽三十六景。

私の絵は、甲州石班澤(こうしゅうかじかざわ)。

ちぃさんの絵は、東海道品川御殿山ノ不二。

 

前菜が届く。

 

白子の茶碗蒸し、柚子餡かけ。

茶碗蒸しと白子の柔らかく優しい味わいが空いた胃に染み渡る。

 

お造りは、寒鰤と本鮪の赤身。

 

天麩羅を揚げる準備が始まった。

 

天麩羅の皿と天つゆが届く。

お店自慢の鰹出汁の天つゆと、紅しょうがを煮出した天つゆ。

塩は、藻塩。

 

海老は藻塩で食べてくださいとのこと。

 

蓮根は二種の天つゆで食べ比べてくださいとのこと。

 

鱚は天つゆで。

 

菜の花は紅生姜の天つゆで。

 

そして穴子は藻塩で。

揚げ立てで熱々の天麩羅が美味い。

やはり天麩羅はカウンター席に限る。

 

シャンパーニュのボトルを飲み干すと、日本酒に切り替えることにする。

まず二種類の純米大吟醸を選んだ。

 

京都府京都市伏見区の日々醸造が醸す、日日 第三酒造期。

澤屋まつもとの杜氏を務められていた松本日出彦さんが設立された新しい酒蔵で、今年で三年目の醸造となる。

 

兵庫県産山田錦を用い、精米歩合は非公開。

純米大吟醸仕様とのこと。

 

奈良県桜井市の今西酒造が醸す、みむろ杉 純米大吟醸。

 

桜井市にある『ひらまつ』のホテル、『オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井』に宿泊した時、近くにある今西酒造を訪問したことがある。

 

山田錦を50%まで磨きこみ、ご神体”三輪山”の伏流水で醸されている。

 

酒は一合ずつ注いでくれる。

ぐい呑みは四つ。

日日とみむろ杉を飲み較べて味わう。

ちぃさんと過ごす、六本木一丁目の楽しい午後は続きます。