2月のこと、ちぃさんと六本木一丁目の『麻布箪笥 天涼庵』で過ごす楽しい午後の続き。
天麩羅を食べ終えると、今度は目の前の鉄板で季節野菜が焼かれ始める。
続いて、ステーキ。
国産牛サーロインステーキ、季節の焼き野菜。
薬味はヒマラヤの岩塩と山葵。
焼き色が素晴らしい。
口の中でとろける美味しさ。
日日とみむろ杉の純米大吟醸を飲み干すと、次の酒を二種類選ぶ。
愛知県名古屋市の萬乗醸造が醸す、醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 ソヴァージュ 2023年。
萬乗醸造の当主、久野九平治さんにはお会いしたことがあり、色々話を伺ったので馴染みのある酒だ。
使用米は雄町、精米歩合は50%。
和歌山県海南市の平和酒造が醸す、紀土 -KID- 純米大吟醸。
山田錦を50%まで磨きこんで醸された人気の酒だ。
〆の食事が炊きあがった。
金目鯛土鍋炊き込みご飯。
金目鯛の身がほぐされ、お茶碗に盛られて届く。
お供はお味噌汁とセロリの香の物。
この炊き込みご飯が最高に美味い。
〆のご飯が届いても、まだ飲んでいる。
五種類目と六種類目の酒を選ぶ。
広島県三原市の酔心山根本店が醸す、名譽酔心 特撰 純米大吟醸生地(純米大吟醸原酒)。
山田錦等を50%まで磨きこんで醸されており、強いボディの飲み応えのある酒だ。
宮城県大崎市の新澤醸造店が醸す、伯楽星 純米吟醸。
使用米は蔵の華、精米歩合は扁平精米で55%。
新澤醸造店は能登半島地震で蔵が大きな被害を受けた能登町の数馬酒造の支援に宮城県からトラックで駆け付け、タンクに残っていた醪を引き取り自社蔵で搾って瓶詰し、数馬酒造に届けた。
その話を知って以来、伯楽星を見付けると飲むようにしている。
その話しの記事はこちら。
土鍋にはまだ金目鯛の炊き込みご飯が残っている。
ちぃさんはお腹がいっぱいとのことなので、私が残りを美味しくいただく。
岡内店長が日本酒を二本持って来られ、「リストに載っていない酒が二種類入荷しているので飲まれませんか」と嬉しい提案。
どちらも人気の酒だ。
福島県河沼郡会津坂下町の廣木酒造本店が醸す、飛露喜 純米吟醸 黒ラベル。
使用米は山田錦、五百万石、精米歩合は麹米が40%、掛米が50%。
やはり飛露喜は美味い。
青森県青森市の西田酒造店が醸す、田酒 特別純米酒。
昔は普通に飲んでいたが、今はなかなか手に入らなくなった。
使用米は華吹雪、精米歩合は55%。
名譽酔心と伯楽星がまだ残っているので、カウンター上がとても賑やかになっている。
食後のデザートは、抹茶アイスクリーム。
今日はシャンパーニュを1本、日本酒を8合と飲み過ぎてしまった。
食後の熱いコーヒーが美味い。
店長の岡内さんに見送られ、満腹満足で店を出る。
ちぃさんと過ごす、六本木一丁目の楽しい午後は続きます。