2024年の末、代官山の邸宅イタリアン、『リストランテASO』で年忘れの会を楽しんだあとは、しづちゃんと「虎ノ門ヒルズ」に移動。
年末の夕方早い時間ということで、「T-MARKET」でも「虎ノ門横丁」でも営業中の店がなかなか見つからない中で、ようやく入店できたのは馴染みのレストラン『ザ・グリル・トラノモン』。
店の奥の二人用のソファー席に案内されると、さっそく白ワインで乾杯。
代官山の『リストランテASO』でワインをたっぷり飲んできているが、いっぱい歩いたので酔いが醒めてきた。
抜栓したボトルは、イタリア、ロンバルディア州のグイド・マッツァレッドが造る、フラデイ、ピノ・グリージョ、2023年。
青林檎やグレープフルーツの香り。
爽やかな果実味と綺麗な酸を持つミディアム・ボディ。
料理は、ザ・グリル シーフード・プラッター。
カクテル・シュリンプ、スパイシー・カクテルソース。
フレッシュオイスターは岩手県広田湾産。
ロック・ドゥワート・サーモン。
帆立のセヴィーチェ、フレッシュハラペーニョとライム。
北海道根室産のイバラガニ、澄ましバター。
海老は立派な大きさでプリプリ。
スパイシー・カクテルソースが良く合う。
今年の三陸の生牡蠣は身がしっかり付いている。
ロック・ドゥワート・サーモンは、スコットランドのロック・ドゥワート社が養殖する、自然環境とサーモンの健康に最大限配慮した高級サーモン。
帆立のセヴィーチェはライムの香りとフレッシュハラペーニョの辛さが癖になる美味しさ。
イバラガニはタラバガニの仲間で、身の旨味はタラバガニより強いとされている。
厨房も忙しくなってきたようだ。
ダイニングルームを見ると、客が入り始めている。
ピノ・グリージョのボトルを飲み干すと、赤ワインのボトルを抜栓。
もうどうにも止まらない状態。
スペインのエデル・リオハ、ヴァルデラーナ、2022年。
ダークチェリーやカシスのフレッシュな果実味、活き活きとした酸とタンニンを持つ、バランスの良いミディアム・ボディ。
アルコール度数は14%としっかりしている。
ぶどうはテンプラニーリョ。
〆のパスタは、黒毛和牛のボロネーゼ。
話しは少し横道にそれるが、ここの塩と胡椒のミルはプジョー。
黒が塩で赤が胡椒。
一番上の銀色の金具にSとPと書かれているが、色のイメージで間違える人が多いのだそうだ。
パスタはリガトーニ。
ソースが強い黒毛和牛のボロネーゼなので、テンプラニーリョにも良く合って美味い。
とうとう二本を飲み干してしまった。
お腹もいっぱいになり、ほろ酔い加減で店をあとにする。
友人達と昼・夜と飲み続けた、年忘れの楽しい一日でした。