2024年の年末、友人たちと恒例の年忘れの会の続き。
場所は代官山の邸宅イタリアン、『リストランテASO』。
メンバーは、しづちゃん、naonaoさん、mayuさん、そして私。
シャンパーニュ、ブルゴーニュのシャルドネの次は、ブルゴーニュのピノ・ノワール。
シャンパーニュは私が持ち込み、ブルシャルはmayuさんが持ち込まれたが、ブルピノはワインリストから選んだ。
イタリアン・リストランテだが、ワインは図らずも全てフランス産。
ドメーヌ・フェヴレ、ボーヌ、プルミエ・クリュ、クロ・ド・レキュ、モノポール、2006年。
フェヴレが2003年に入手したモノポール(単独所有)畑で、面積は2.37ha。
植樹は1980、89、94、98年と樹齢が高い。
ボトルを立てた写真は飲み終えたあとに撮影。
飲んでいるときはパニエに入っていた。
透明感のあるルビー色。
ラズベリー、レッドチェリー、カシスの香り。
強い果実味、酸とタンニンはこなれているがまだまだ健在でボディを引き締めている。
薔薇、シガー、腐葉土、スパイスのニュアンスを持ち、余韻は長い。
熟成は新樽比率2/3で、12~18ヶ月。
長い瓶内熟成の時を感じさせないほどコルクの状態は良い。
セコンド・ピアットが届く。
鴨胸肉とシャドークイーンのロースト、春菊グリルとエピスの香り、軽やかなオレンジソース。
鴨は北海道滝川市産。
手前は紫ニンジンのピュレ。
ジャガイモもニンジンも紫で統一。
鴨の焼き色が食欲を誘う。
オレンジソースはほんのり蜂蜜の香り。
やはり鴨にはオレンジのソースが良く合う。
美しいボディのブルピノが鴨にも素敵に寄り添ってくれる。
食後もボーヌのピノ・ノワールとペルナン・ヴェルジュレスのシャルドネのブルゴーニュ・コンビを並行飲み。
このひとときの満足感が嬉しい。
mayuさんのドルチェはハピバプレート。
紅玉のタルト、カカオのガナッシュモンテ、爽やかな青林檎の香り。
添えられているのは、ティムットペッパーのエスプーマ。
ティムットペッパーは柑橘系の香りを持つネパールに自生するペッパーで、別名はネパールペッパー。
ガナッシュモンテの上には紅玉のタルト、その上には青林檎のクリームと胡桃。
崩して食べるのが申し訳なくなる素敵なドルチェだ。
お茶菓子は、キャラメルのビターアイスクリーム。
この皿も額賀画伯の天井画のデザイン。
食後の飲み物は、皆さんはハーブティー、私はコーヒー。
砂糖は、インド洋に浮かぶフランス領レユニオン島のサトウキビで作られたプレミアム・シュガー、ラ・ペルーシュ。
今日のワインも素晴らしかった。
シャンパーニュは、シャンシーラ・ペール・エ・フィス、グラン・クリュ、オジェ、ブリュット、ブラン・ド・ブラン。
白は、ドメーヌ・タルデュイ、ペルナン・ヴェルジュレス、レ・ブーティエール、2022年。
赤は、ドメーヌ・フェヴレ、ボーヌ、プルミエ・クリュ、クロ・ド・レキュ、モノポール、2006年。
食後は中庭に出て記念撮影。
ここには年中花が絶えることが無く、美しい。
篠崎支配人が館内を案内してくれる。
ダイニングルームにはまだ客がいるので撮影は控え、写真はH.P.から拝借。
左のステンドグラスの中が、私たちが食事を楽しんだ個室。
ダイニングルームにも額賀加津己画伯の絵が並ぶ。
画伯は額賀三兄弟の二男で、長男はギャラリー額賀のオーナー(故人)、三男がひらまつグループの創始者の平松シェフ(平松は奥様の姓)。
続いてはサロン。
結婚披露宴やワインパーティーに使われている。
この写真もH.P.から拝借。
ここで開催されたパーティーには数多く出席しているが、コロナ以降はそんな大きなパーティーは開かれなくなったのが寂しい。
篠崎支配人と記念撮影。
続いては私も撮影。
篠崎さんとは長いお付き合い。
友人達と過ごす、代官山での素敵な年忘れの会でした。