恒例の年忘れの会は素敵にイタリアンで、リストランテASO、代官山 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2024年の年末、友人たちと恒例の年忘れの会の続き。

場所は代官山の邸宅イタリアン、『リストランテASO』。

メンバーは、しづちゃん、naonaoさん、mayuさん、そして私。

 

シャンパーニュを飲み干すと、mayuさんが持ち込んでくれた白ワインを抜栓。

 

ドメーヌ・ダルデュイ、ペルナン・ヴェルジュレス、レ・ブーティエール、2022年。

コート・ド・ボーヌの一番北、コート・ド・ニュイとの境界の村、ペルナン・ヴェルジュレスにある1947年設立のドメーヌ。

6つのグラン・クリュ、15のプルミエ・クリュ畑を有し、フラッグシップの畑はモノポールのレ・クロ・デ・ラングル。

 

コルクは状態も香りもとても良い。

 

モノポール畑、レ・クロ・デ・ラングルの名前はこのボトルのエチケットの左下にも、そしてバックラベルの説明にも記されている。

レ・ブーティエールは、ペルナン・ヴェルジュレスの南、サヴィニー・レ・ボーヌとの境界にある畑。

 

このワインを輸入しているのは、mayuさんのご友人の会社、ユカセレクション。

 

力強い果実味、綺麗な酸、溌溂としたミネラルを持つ、硬質で上質なボディ。

粘性があり、余韻はとても長い。

ぶどう栽培はビオディナミ、アルコール度数は14%と高い。

流石、ソムリエ・エクセレンスのmayuさんが選ぶワインは素晴らしい。

 

カリフラワーのパンナコッタ、魚介のマリネ。

 

黒いチュイルの下には、真っ白なカリフラワーのパンナコッタ。

濃厚なカリフラワーのとろけるような味わいが素晴らしい。

 

魚介のマリネは、ホタテ、サーモン、甘エビ、アオリイカ。

敷かれているのはラズベリーのソース、マリネの上にはオリーブのジュレ。

ホタテの上にはウニ。

 

シャンパーニュとシャルドネの並行飲み。

シャンパーニュはこれが最後の一杯。

飲んでいるシャンパーニュは、シャンシーラ、グラン・クリュ、オジェ、ブリュット、ブラン・ド・ブラン。

 

パンが届く。

ここのパンは大好きだ。

 

パンのお供はE.V.オリーブオイル。

 

そしてホイップバター。

 

E.V.オリーブオイルは、ペルー産のバジェスル。

多くのミシュラン星付きシェフが採用する、人気のオリーブオイル。

ペルーでのみ栽培されているクリオージャ種のオリーブから作られている。

 

プリモピアットが届く。

 

炙り蛸と芹のスパゲッティ、蛸のラグーソース。

散らされているのは黒オリーブのパウダー。

 

炙り蛸の香ばしい香りが食欲を誘う。

蛸の上に乗っているのは黒オリーブとケッパーで、蛸の吸盤をイメージしているのだそうだ。

 

今日は一階の個室での会食。

ドアのガラスのデザインが素敵。

 

部屋の中にはバーカウンターもある。

左下のボトルは飲んでいるミネラルウォーター、北イタリア、トレンティーノのスルジーヴァ・ナチュラル。

純度が極めて高く鉱物の残留が少ない軟水で、ワインの味を最も損ねないミネラルウォーターと言われている。

 

そして窓の外には中庭。

冬でも花が絶えることがない。

 

『リストランテASO』の開業は1997年。

2024年で27周年となる。

記念のポストカードをいただいた。

友人達と過ごす、代官山の素敵な午後は続きます。