今年のベランダ菜園では異常事態が発生している。
例年は秋まで収穫できるミニトマトが暑さに耐えられず7月上旬で枯れてしまった。
青々とした大きなピーマンの実が強い日差しで火傷状態となり、10個ほどが腐ってしまった。
今はベランダの奥の日陰に移し、回復中。
そんな暑さの中でも鷹の爪は元気。
初収穫は3株で54本。
でも暑さで花が咲かなくなっているので、収穫できる本数は限られそうだ。
昨年12月のこと、北千住駅に降り立つ。
数年前までは未知の街だったが、ブロガーさん達に案内してもらううちに、すっかり馴染みの場所となった。
今回ここを訪れたのは、”足立区キャッシュレス決済還元事業(2024年11月15日~2024年12月25日)”を利用するため。
4種のキャッシュレス決済アプリで支払うと、最大20%のポイントが還元される。
待ち合わせのお店に向かっていると、前を歩くちぃさんを発見。
追い抜きざまに声を掛けると、「ぎゃ~」という予想外の反応。
一緒に向かった場所は、色々な方のブログに頻繁に登場するTAKEDAビル。
今夜のお店は、日本酒酒場の『ウル虎』。
勇猛な虎の絵が迎えてくれる。
店の一番奥の何時ものテーブルに案内される。
店内の他のテーブルには先客がいるため、入り口と厨房を撮影。
皆さん、ここの名物の痛風鍋を食べている。
右端に写っているのはオーナーの國井さん。
これが2年前にここで食べた痛風鍋(三人前)。
白子、牡蠣、あん肝がたっぷり入っている。
二時間の日本酒フリーフローをお願いしている。
今夜の日本酒をチェックし、何を飲むかちぃさんと相談。
最初の酒は、高知県の蔵の酒を選ぶ。
高知県香南市の高木酒造が醸す、豊能梅 純米吟醸。
豊能梅の最もベーシックな酒は安定の美味しさ。
高木酒造とは懇意にしているので、『つな八銀座』にお願いし、同店で豊能梅の日本酒会を開いたこともある。
使用米は愛媛県産松山三井、精米歩合は50%。
使用酵母は高知酵母のAA41とAC17。
酢酸イソアミル系の、バナナやメロンの香りを生み出す酵母だ。
2種類目の酒は、山形県鶴岡市の冨士酒造が醸す、栄光冨士 純米大吟醸 星祭 無濾過生原酒。
フレッシュ&フルーティーな切れの良い酒。
栄光冨士のラベルはどれも独特の華やかさを持つが、星祭もとても目立つ。
数量超限定の夏酒、”STARS”の第三弾なのだそうだ。
使用米は宮城県産まなむすめ、精米歩合は50%、山形酵母で醸されている。
燻製ベーコン入りポテサラ。
茄子の揚げ浸し。
つゆだくだし巻きたまご。
3種類目の酒は高知の入手困難な銘柄。
高知県高岡郡中土佐町の西岡酒造店が醸す、黒尊 純米吟醸 生原酒。
高知県四万十市の酒蔵ことぶき屋が販売する酒で、東京ではまず入手できない。
使用米は高知県の山間米ヒノヒカリ、精米歩合は55%。
西岡酒造店の酒らしく、米の旨味を持ちながらもきりりと引き締まった辛口。
アルコール度数は18%もある。
西岡酒造店を訪問した時に島村杜氏に蔵を案内してもらったことがあるので馴染みのある蔵。
島村さんは、案内してもらった時はまだ蔵人で次の醸造年度から杜氏に就任されている。
西岡酒造店にはその後も二度訪問している。
4種類目の酒は、埼玉県比企郡小川町の松岡醸造が醸す、帝松 豊醸感謝祭 純米大吟醸 無濾過生原酒。
埼玉県産彩のかがやきを50%まで磨きこんで醸された酒。
帝松を飲むのは初めて。
華やかな吟醸香を持ちながら、切れの良い純米大吟醸。
5種類目の酒は、福井県福井市の安本酒造が醸す、白岳仙 純米吟醸 荒走。
使用米は福井県産五百万石、精米歩合は麹米が55%、掛米が58%。
この酒を飲むのも初めて。
6種類目の酒は、茨城県筑西市の来福酒造が醸す、来福 安康 純米吟醸。
ラベルの絵は、鮟鱇。
鮟鱇は安康に魚へんを付けた縁起の良い魚であり、茨城県の名産でもある。
使用米は低グルテン米のみずほのか、精米歩合は60%、使用酵母は石楠花の花酵母。
甘いフルーツ香、口に含むとすっきり爽やかな食中酒。
7種類目の酒は、新潟県南魚沼市の高千代酒造が醸す、たかちよ 純米大吟醸 厳選中取り 生原酒。
使用米は非公開、精米歩合は48%。
コンセプトどおり、完熟パインの香り。
8種類目の酒は、栃木県塩谷郡塩谷町の松井酒造店が醸す、松の寿 純米吟醸 雫ラベル 無濾過生原酒。
この酒を飲むのも初めて。
使用米は栃木県産五百万石、精米歩合は55%。
とてもバランスが良くスイスイ飲めてしまう酒だ。
ちぃさんと過ごす、北千住の楽しい夜は続きます。