昨年9月のこと、ちぃさんと丸の内で待ち合わせ。
向かったのは、「新丸ビル」。
平日の夕方、多くの人で賑わっている。
地階からエレベーターで5階へ。
ここには大好きなフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』があるが、今夜はここではない。
今夜のお店はお隣のここ、木製のシマウマがマスコットだった『メゾン・バルサック』の後継店。
『ブルディガラ丸の内 ザ・レストラン』。
開店と同時に入店したので、一番乗り。
今夜は貸し切り営業で、満席の予約。
9月も末となると、日の入りが早くなった。
窓の外には東京駅丸の内駅舎が明るく輝く。
今夜も何時ものテーブル。
ここにはそれほど多く来ているわけではないが、何時もこの良いテーブルにしてくれることに感謝。
ここのカトラリーは、クチポール。
イタリア、トスカーナのイル・ボッロ村の写真が飾られている。
イル・ボッロ村はイタリアのファッションブランド、フェラガモが運営する高級リゾート兼ワイナリー。
今夜はイル・ボッロの最高責任者、サルヴァトーレ・フェラガモ氏をお迎えしての、”イル・ボッロ スペシャル・ディナー”。
メニューは、”イル・ボッロ”と”ブルディガラ”の名前入り。
左側には”イルボッロ”の6種のワイン、右側にはワインに合わせた6品の料理。
ディナー会の開始前だが、ソムリエの柄目さんが歓迎のスパークリングワインを注いでくれる。
イル・ボッロ、アルパ・ソシル、スプマンテ、メトード・クラッシコ、ブリュット。
アルパは楽器のハーブのこと、ソルシはソラシの音階をイメージして付けられた名前。
音楽のように爽やかなワインなのだそうだ。
ぶどうはシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン、シャンパーニュ方式で造られ、瓶内熟成期間は24ヶ月。
このワインの産地はトスカーナではなく、トレンティーノ・アルト・アディジェ。
ちぃさんと乾杯。
熟した洋ナシやアプリコットの香り、果実の凝縮感と活き活きとした酸とミネラル、後味にはブリオッシュのニュアンス。
エレガントなスプマンテだ。
グラスにはワインの名前を記したタグが付けられている。
会が始まる前だが、到着したサルヴァトーレ・フェラガモ氏がテーブルに挨拶に来てくれた。
「私のセラーには何時もイル・ボッロのワインが入っていますよ。今もボッリジアーノとイル・ボッロがあります」とお話しすると、とても喜んでくれ、一緒に記念撮影。
ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜は続きます。