ランチは新規開業レストランへ、ブルディガラ・マルノウチ ザ・レストラン、丸の内 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今日はお部屋菜園のご紹介。

 

昨年ベランダで栽培したサニーレタスに花が咲き、種が実った。

そのまま放置していたら色々な鉢に落ちたこぼれ種が発芽。

そこで小さな苗を抜いて植え付けたところ、こんなに大きく成長した。

 

ベランダに出すと鳥に食べられてしまうので、室内で育てている。

成長が早く、葉を摘んでもすぐにまた盛り盛りに育つ。

この鉢が四つあるので、毎朝のサラダに加えて楽しんでいる。

無農薬有機栽培のレタスの葉は柔らかく美味い。

 

昨年7月のこと、彼女から「午後休を取るので一緒にランチをしたい」とリクエスト。

そこで、丸の内に開業した新しいフレンチを予約。

 

行幸地下道を通り、今日の店に向かう。

 

既にお昼休みは過ぎているが、それでも「新丸ビル」の地下には多くの来館者。

ここにも美味しいお店が幾つもあるが、予約しているお店は5階。

 

ここにあったフレンチ、『メゾン・バルサック』が突然店を閉じたのは、5月6日。

そして6月2日に新しいお店、『ブルディガラ・マルノウチ ザ・レストラン』が開業した。

”ブルディガラ”は古代ラテン語で、”ボルドー”のこと。

 

『ブルディガラ』は広尾に本店を構え、関東を中心に10店舗を展開するブーランジュリー・チェーン。

その『ブルディガラ』が開いた本格的フレンチ・レストラン。

 

店内に入ると、内装は『メゾン・バルサック』とほとんど同じ。

実は店は変わっても、経営母体は同じなのだ。

 

窓の外には、東京駅丸の内駅舎。

既に13時30分なので、ランチの客は少なくなっている。

 

彼女が日焼けを嫌うので、窓から離れたテーブルを予約しておいた。

 

彼女が到着し、スパークリングワインをグラスで。

 

フランスのシャルル・ド・ボークール、ブリュット。

ユニ・ブラン100%で造られる、フレッシュ&フルーティーなスパークリング。

 

造り手は、フランス最大のスパークリングワイン専業メゾン、C.F.G.V.(コンパニー・フランセーズ・デ・グラン・ヴァン)。

C.F.G.V.の創業者は、密閉タンク内二次発酵方式=シャルマー方式を開発したユージン・シャルマー氏。

 

アントレは、旬野菜のサラダ。

 

緑の葉野菜とラズベリーソースの赤の組み合わせが美しい。

 

旬野菜の上には、たっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノ。

 

以前の店と同じくカトラリーはクチポールだが、何故かスプーンだけが違っている。

クチポールにもクラシックシリーズがあるが、それとも違うようだ。

 

パンが届く。

ブーランジュリーの「ブルディガラ」自慢のパンドミー。

これが最高に美味い。

 

本日のスープが届くが、スープが無い。

底に入っているのは、ココナッツの泡。

 

ピュアホワイト(白とうもろこし)の冷製スープが注ぎ込まれる。

甘く冷たいスープが心地良い。

浮かべられているのは、ピュアホワイトのポップコーン。

 

ソムリエと相談し、ワインを選ぶ。

ソムリエも『メゾン・バルサック』と同じく柄目(つかのめ)さんで、「お久し振りです」と挨拶を交わす。

柄目さんによると、シェフも変わらず、根井さんなのだそうだ。

 

選んだワインは、トスカーナのマンツェイ・フォンテルートリが造る、バディオラ、2019年。

 

コルクの状態はとても良い。

 

マンツェイ家は1435年からカステッロ・ディ・フォンテルートリを所有しワイン造りを行う名門で、現在の当主は24代目。

ストロベリーやラズベリーの香り。

豊かな果実味としなやかなタンニンを持つ、バランスの良いミディアム・ボディ。

ぶどうは、サンジョヴェーゼ70%、メルロー30%。

 

今日も青空で日差しが強く、外は暑そうだ。

でも室内からのこの眺めは気持ちが良い。

彼女と過ごす、丸の内の楽しい午後は続きます。