昨年7月のこと、恒例の高知旅行の続き。
メンバーは、かずみさんご夫妻、そしてしづちゃんと私。
須崎市から高知市に戻ると、「とさのさとアグリコレット」でお買い物。
ここには高知県の18蔵の酒が全て揃っている。
東京でも人気の南のもうひとつのブランド、玉の井がある。
東京では買えない酒なので買いたいが、このあともう一ヶ所で酒を購入する予定なので断念。
そして驚いたことに、亀泉の純米大吟醸 CEL-24 愛山が売られている。
もう売り切れと思っていたとのことで、かずみさんもびっくり。
アグリコレット内には、須崎の名物、”鍋焼きラーメン”の店がある。
右下には須崎のゆるキャラ、しんじょう君。
頭にかぶっているのは、鍋焼きラーメン。
次に向かったのは、「高知大丸」。
ここで有光酒造場の試飲販売会が催されているのだ。
奥様は先に家に戻られ、三人での訪問。
安芸虎の酒がずらりと並ぶ。
有光酒造場の五代目の説明を聴きながら、試飲開始。
四代目のお嬢さん(五代目)が蔵に入られ、エチケットの図柄が大きく変化している。
安芸虎 朝日 純米吟醸。
使用米は岡山県備前産の朝日、精米歩合は60%。
心地よい吟醸香、充分な米の旨味を持ちながら、酸があるので重過ぎない爽やかな飲み口。
安芸虎 ライト 純米吟醸 原酒。
使用米は徳島県阿波産山田錦、精米歩合は50%。
原酒でライトとは不思議な酒だ。
加水していない原酒だが、アルコール度数は13.5%に抑えられている。
アルコール度数を低く抑えながら、しっかりとした酒の旨味を実現している。
試飲をしながら、しづちゃんとテイスティングの感想を述べあう。
あれ、しづちゃんが虎になっている。
安芸虎 CEL-24 純米大吟醸。
人気の高知酵母、CEL-24を使って初めて醸した酒。
エチケットの花は、牧野富太郎博士が命名したニオイタチツボスミレをイメージしたもの。
使用米は阿波山田錦、精米歩合は50%。
CEL-24なので、日本酒度は-9。
亀泉の-14や-15に比べると控えめ。
上品な甘さと綺麗な酸のバランスが良い。
五代目有光由さんと記念撮影。
買った酒を手に持っているが、この酒を試飲した時のボトルの写真が無い。
次は「高知大丸」の方に頼んで全員で撮影。
「高知大丸」を出て次に向かったのは、かずみさんのお宅。
私たちが空港に向けて出発する前に、奥様が軽食を用意して下さった。
高知のトマトは糖度が高くて美味い。
これは初めて食べる、高知名物のちくきゅう。
ちくわの穴の中にきゅうりを詰めている。
鰹のたたきも最高に旨い。
釜揚げしらすも酒が進む。
かずみさんが出してくれた酒は、安芸虎のスパークリング、うすにごり。
安芸虎 素(そ) 発泡 純米吟醸 生酒。
エチケットが可愛い。
ふんわり甘口のシュワシュワ。
使用米は松山三井、精米歩合は50%。
日本酒度は-8の甘口。
使用酵母は高知県酵母の、かんかん丸。
四人で乾杯。
二本目は素晴らしいボトル。
亀泉 CEL-24 純米大吟醸 愛山 原酒。
今回の旅では、桂月、司牡丹、安芸虎、そして亀泉の四つの蔵のCEL-24を飲むことができた。
亀泉はCEL-24を用いた吟醸酒造りのパイオニア。
これは兵庫県産愛山を用いた特別な酒。
精米歩合は40%、日本酒度は-14。
飲みたかった酒を味わうことができ、かずみさんに感謝。
空港直通バスの時間となったので、奥様にお礼を述べ、お宅を後にする。
バス停までかずみさんが見送ってくれる。
今回は余裕をもって高知龍馬空港に到着。
前回はタクシーを飛ばし、搭乗時間ギリギリの到着だった。
ここにはANAのラウンジがないので、ロビーで搭乗開始を待つ。
これは、私たちが搭乗する機材。
ANAが保有する唯一のプロペラ機、DHC-8-400を見付けた。
デ・ハビランド・カナダ社の機材で、小さく見えるが座席数は74ある。
時間通りに離陸すると、羽田空港に向かう。
夕焼けを背景にした富士山。
ディズニーリゾートが見えてきた。
もうすぐ着陸。
今回もとても充実した楽しい高知の旅だった。
毎回大歓迎してくれる、かずみさんご夫妻には感謝してもしきれないほどだ。
そして毎年ご一緒してくれるしづちゃんにも大感謝。
すっかり恒例となった楽しい高知旅でした。