今年も恒例の高知旅行、絵金祭り、高木酒造訪問、赤岡 4 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

昨年7月のこと、しづちゃんと毎年恒例の高知旅の続き。

 

色々トラブルに見舞われながらも、何とかあかおか駅に到着。

改札を出ると、”えきんさん”が迎えてくれる。

 

赤岡に来た目的は、”絵金祭り”。

毎年第三土曜日と日曜日に開催される、絵師金蔵こと弘瀬金蔵の芝居絵を鑑賞するお祭り。

弘瀬金蔵(1812~1876)は江戸末期から明治初期にかけて活躍した狩野派の絵師で、ここ赤岡に居住し、多くの芝居絵を残している。

この祭りでは現存している23枚(内5枚はレプリカ)の芝居絵や土佐絵金歌舞伎を楽しむことが出来る。

 

高架下にはこんな展示も。

赤岡で毎年4月の最終日曜日に開催されるもう一つの祭りが、”土佐赤岡どろめ祭り”。

男性は一升、女性は半升の大杯の酒を飲み干す時間と飲みっぷりを競うのがメインイベント。

どろめとは、生のしらすのこと。

 

各駅のキャラクターが展示されている。

絵金さんの前にお人形が二体置かれているが、これは中年の男性が置いたもので、人形の髪や服を整え、話しかけながら撮影していた。

 

まずは、港を見に行く。

小型の漁船が係留されているが、今日はお祭り、どの船も早々に漁を終え、戻ってきたのだろう。

 

地図を頼りに、絵金蔵と弁天座を目指すことにする。

でもこの地図、わかりにくい。

 

歩いていると、しづちゃんが「あ、豊能梅」と、高木酒造を見付けた。

そうか、高木酒造はここにあったのかと急いで蔵に向かう。

前回来た時はかずみさんが車で案内してくれたので、駅との位置関係がわかっていなかった。

 

蔵の前には、六代目の高木一歩さん。

奥様とお子さんにも会えて話が弾む。

 

今年の新酒鑑評会で一歩さんの酒が金賞を獲得している。

 

テーブル上には高木酒造の酒がずらりと並ぶ。

 

でもお酒よりもまずは水。

今日は猛暑なので、水分を補給しないと熱中症になってしまう。

 

蔵では梅酒も造っている。

その梅も販売されていた。

お隣の酒粕と共に買いたいが、生もので要冷蔵とのことで断念。

 

一歩さんが蔵の中をひとわたり案内してくれる。

以前詳しく見学しているので、新しく導入された設備を中心に説明していただく。

 

ここの搾り機は薮田製。

以前からの改良点を詳しく説明してくれ、これだけ長い酒造りの歴史の中で、まだ進化しているのかと感心しきり。

 

蔵見学の詳しい内容は、前回2019年7月の訪問時の記事をご参照ください。

設備はこの時に比べて色々更新されています。

 

 

この絵は、五代目の友人の漫画家さんが豊能梅のフラッグシップの純米大吟醸、”龍奏”をテーマに描いてくれたもの。

髪の毛は5弁の梅の花を表している。

 

これが現在の豊能梅 純米大吟醸 龍奏のエチケット。

上の派手な絵に変わればインパクトは大きい。

 

六代目に蔵見学の礼を述べ、豊能梅をあとにする。

 

祭り会場に近づくにつれ、人出がどんどん多くなる。

 

ところどころに飲食スペースが設けられている。

一通り見学を終えたら、何か食べることにしよう。

 

金魚すくいが懐かしい。

よく見ると、破れる紙300円、破れない網500円と書かれている。

私が子供の頃は全て紙製で、破れない網なんて無かった。

破れない網でも、すくえる金魚の上限は5匹。

 

運営本部の前に来ると、高木酒造の五代目と遭遇。

新春に東京で五代目とお会いした時に絵金祭りの話しになり、今回の訪問を決めた。

その五代目に祭りの会場で会えて、お互い大喜び。

この日は猛暑で私はシャツもズボンも汗びっしょり。

随分だらしない格好になっている。

 

”絵金蔵”と”弁天座”まで来た。

ここですべきことが二つある。

しづちゃんと過ごす、楽しい高知旅は続きます。