今夜は久し振りに北参道で、ラ・ギャルリィでアペロ & ル・ビストロでディナー | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

ベランダ菜園の赤花絹さやが開花した記事を以前アップした。

 

その後順調に花数が増え、小さな実が幾つも生っていた。

ところが元日のこと、賑やかな鳥の声に気が付きベランダに出ると、ムクドリかヒヨドリかわからないが三羽の鳥が飛び立った。

そして一株だけ植えている赤花絹さやの姿にショックを受けた。

花も実も葉っぱもほとんど食べ散らされ、ボロボロになっていた。

そして30株ほどあったサニーレタスの苗も大部分が食べ尽くされていた。

 

今は室内で育てている赤花絹さやは回復しつつあり、鳥たちの食べ残しの実を5個収穫することができた。

地球温暖化の影響はベランダ菜園にも大きな影響を与えている。

夏は猛暑で花が咲かず、カメムシ、コガネムシ、アオムシが異常発生し、虫を食べる鳥が増殖し、ベランダ菜園の植物に虫害・鳥害をもたらしている。

 

昨年6月のこと、彼女と北参道で待ち合わせ。

コロナ以前はこの辺りのフレンチで時々ディナーを楽しんでいたが、今夜は久し振りの北参道。

 

北参道駅構内には、吉武研司氏の作品、「晴れのち雨のち晴れ」。

大小様々な500枚近い陶版を組み合わせた巨大壁画で、向かって左から太陽=晴、水=雨、太陽=晴を表現している。

 

彼女と向かったのは、約10ヶ月前、2023年8月26日に開業したフレンチ・レストラン、『ル・ビストロ』。

 

ディナーの前に、お隣のワインショップ、『ラ・ギャルリィ』に立ち寄る。

(この写真は、帰りに撮影したもの。)

 

ここはワインショップであると共に、最近(2024年5月)になって試飲もできるようになった。

 

シックな雰囲気の店内には銘醸ワインが並ぶ。

 

右手奥には、高価なワインのセラー。

 

左手にはシャンパーニュ、その左右にはブルゴーニュやボルドーのワインが並ぶ。

好きな造り手のブルゴーニュのピノ・ノワールを見付けたので、購入。

お隣の『ル・ビストロ』に持ち込むことにする。

 

今日の試飲ワインは、この5本。

フランスワインが中心かと思ったら、フランスは1本だけで、イタリアが2本、アメリカが1本、オーストラリアが1本。

 

ここではスパークリングワインを飲むことにする。

 

イタリア、ピエモンテ州、コッコナート・ダスティに本拠地を置くコッキが造る、コッキ、ブリュット、ピエモンテ。

 

アスティでは甘口のスパークリングが中心だが、そこで造られた爽やかな辛口。

セパージュは、ピノ・ネロ70%、シャルドネ30%。

 

お供は、オリーブのE.V.オリーブオイル漬け。

 

アペロをサクッと楽しむと、この緩やかな階段を上り、『ル・ビストロ』に移動する。

 

店内はとてもシックな大人の雰囲気。

 

私たちは一番奥の静かな席へ通される。

 

パン皿は店名入り。

セルヴィエットが和の手ぬぐいのイメージで横長なので、膝に乗せやすい。

 

塩と胡椒のミルは、プジョー。

左が塩で、右が胡椒。

 

今夜はプリフィックスのコースを予約している。

冷製アペタイザー、温製アペタイザー、メイン料理、そしてデセールをそれぞれチョイスできる。

 

スパークリングは『ラ・ギャルリィ』で飲んだので、白ワインをグラスで注文。

 

ブルゴーニュ、マコネのヴェルゼ村に本拠地を置く、ドメーヌ・ド・ラ・ジョブリーヌが造る、マコン・ヴィラージュ、シャルドネ、2019年。

100年余りにわたり、親、子、孫と受け継がれてきた家族経営のドメーヌ。

 

濃厚な果実味と熟成感、それを豊かなミネラルが支える。

飲み応えのあるシャルドネだ。

彼女と過ごす、北参道の素敵な夜は続きます。