7月のこと、北千住の鮨の名店、『千住 しげ』で友人達と過ごす楽しい夜の続き。
今夜のメンバーは、mayuさん、ちぃさん、ピエールロゼさん、そして私。
三種類目の酒は、福島県会津若松市の末廣酒造が醸す、末廣 純米吟醸 夏酒。
使用米は夢の香、精米歩合は60%。
アルコール度数は14%と少し低めの、すっきり爽やかな夏酒。
夏酒に合わせる酒器も、夏仕様。
しげさんが次の料理を皿に盛っている。
蛸とあん肝。
蛸は柔らかく旨みが凝縮されている。
あん肝の上に乗っているのは奈良漬。
これがまったり濃厚なあん肝の良いアクセントとなっている。
続く皿は、蛸の頭とゴーヤの漬け物。
ゴーヤがあると、夏を感じる。
焼物は、茨城県産のメヒカリ。
メヒカリ=アオメエソは、緑色の大きな目を持つ深海魚。
四種類目の酒は、山形県米沢市の新藤酒造店が醸す、雅山流 葉月 純米吟醸 無濾過 生酒。
夏に良く合う低温醸造のフレッシュ&フルーティーな吟醸酒。
アルコール度数は14%と低めに抑えている。
使用米は出羽燦々、精米歩合は60%。
能作の竹型酒器は、老舗日本料理店、『日本橋ゆかり』の依頼で作られたもの。
私も『ゆかり』には何度か行ったことがあるが、何故かこの酒器の記憶はない。
錫製の酒器はずっしりと重い。
そして、かなり高価。
料理の〆は、茶わん蒸し。
柚子の香りが心地良い。
ここからは握り。
エボダイ。
正式名称はイボダイだが、東京や神奈川ではエボダイと呼ばれている。
五種類目の酒は、福島県会津若松市の鶴乃江酒造が醸す、会津中将 純米吟醸 夢の香。
ふくよかな米の旨みを持つ、キレの良い吟醸酒。
使用米は福島県産夢の香、精米歩合は55%、使用酵母はうつくしま夢酵母。
米も酵母も福島県産の酒だ。
シマアジ。
三宅島沖合の岩礁に石鯛を釣りによく行っていたが、釣れない時は竿もリールも仕掛けも替えて、シマアジを釣っていた。
針に掛かると物凄い力で沖に向かって泳ぐので、ファイトが楽しかった。
トリガイは身がピンと立っている。
7月なので、丹後のトリガイなのだろう。
赤身はヅケで。
今夜のマグロは、鳥取県境港産。
六種類目の酒は、長野県北安曇郡の大雪渓酒造が醸す、大雪渓 特別純米 生酒。
エチケットに花火が描かれた、夏仕様。
使用米は長野県産ひとごこち、精米歩合は59%。
フレッシュな米本来の旨みを持つ生酒だ。
友人達と北千住の鮨の名店、『千住 しげ』で過ごす楽しい夜は続きます。