5月のこと、しづちゃんと表参道で待ち合わせ。
南青山に下ると、プラダの角を左折。
しばらく歩くと、奇抜な外観の建物が現れる。
ここは台湾で人気のパイナップルケーキ屋さん。
「微熱山丘=Sunny Hills」のお店で、設計は隈研吾氏。
今日の目的の場所は、「シングス・アオヤマ・オーガニック・ガーデン」。
ここで開催される、”南オーストラリア州グランド・ワイン・テイスティング”に参加するのだ。
この会には、かずみさんご夫妻と四人で参加しようと思っていたのだが、ご夫妻の都合が付かず、しづちゃんと二人での参加となってしまった。
例年開催される”テイスティング・サウスオーストラリア”とは異なり、今年はワインに焦点を当てた企画。
16の南オーストラリア州ワインの輸入会社が出店している。
入口でチケットを購入し、入場。
開始時間の5分後に入場したが、会場内は既にかなりの熱気に包まれている。
まずは1番ブースの「アペロ・ワインショップ」に立ち寄る。
ここは南青山にある『アペロ』というワインバーの出店。
今度立ち寄ってみたいと思う。
しづちゃんと乾杯。
しづちゃんのワインは、ヨンダ・リースリング。
私は、バック・トゥー・ベーシックスのオレンジワインで、リースリングとセミヨンで造られている。
『アペロ』は軽食ブースも出店している。
「日本語と英語、どちらが良いですか」と英語で聞かれ、「どちらでも」と答える。
すると、ほっとした様子でオーナーのデュペリエ・ギョームさんが英語でシャルキュトリーやチーズの説明をしてくれる。
驚いたことに、チーズは全て日本製。
少し質問すると丁寧に回答してくれるのだが、あまりに早口でオーストラリア訛りもある英語が聞き取れない。
現役を引退し時間が経つと、コロナで海外に行けなかったこともあり、語学力は確実に落ちている。
美味しそうなチーズとシャルキュトリーを選び、しづちゃんが確保してくれているテーブルに運ぶ。
すぐ横では、サックスの演奏。
この奏者は、昨年も一昨年もその前もこの会で演奏されていた。
今年はオーストラリアから造り手が何人も来日し、話しを聞くのも楽しい。
オーストラリア・ニュージーランド在日商工会議所のサリー・タウンゼント会頭も来られている。
あとで挨拶することにしよう。
しづちゃんにソファー席を確保しておいてもらい、私は二人分のワインを選ぶことにする。
セレスタのブースで、来日した造り手からワインの説明を受ける。
試飲し、ワインを選ぶ。
しづちゃんに選んだのは、ブラザーズ・イン・アームズ、キリビンビン、シヴァー、シャルドネ、2022年。
私には、ブラザーズ・イン・アームズ、キリビンビン、スニーキー、シラーズ、2019年。
ソファー席に戻り、乾杯。
しづちゃんと過ごす、南青山でのワイン・テイスティングの楽しい夜は続きます。