休日のランチは友人達と台湾料理で、富錦樹台菜香檳(フージンツリー)、日本橋 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

日本橋の台湾料理の名店、『富錦樹台菜香檳(フージンツリー)』で友人達と過ごす楽しいランチの続き。

 

樹子水蓮、水蓮菜と木の実の炒め。

水蓮菜は台湾で一番美味しい野菜と言われ、高雄市郊外の美濃という場所でのみ栽培されている。

長さ3mに及ぶ水草で、和名はタイワンガガブタ。

 

水蓮菜は歯応えが良く美味い。

加えられている木の実は、破布子(ハブシ)で、別名は樹子。

ムラサキ科のカキバチシャノキ(和名はイヌジシャ)の果実で、生は有毒。

茹でて醤油漬けにし、調味料として使われる。

 

水蓮菜とシャルドネが良く合う。

 

飲んでいるのは、カリフォルニアのベリンジャー、ファウンダーズ・エステート、シャルドネ、2021年。

 

老皮嫩肉、台湾揚げ出し豆腐。

 

豆腐は玉子豆腐。

オイスターソースが美味い。

 

糖醋百花油條、揚げパンと海老すり身の甘酢炒め。

 

添えられたエディブルフラワーと共にいただく。

ドラゴンフルーツとキウイが良い仕事をしている。

 

蜜棗雞、鶏唐揚げの棗ソース和え。

 

棗ソースが鶏唐揚げの美味しさを引き立てている。

生の棗と干した棗の両方が使われている。

 

赤ワインを抜栓。

カリフォルニアのベリンジャー・ヴィンヤーズが造る、ベリンジャー、ファウンダーズ・エステート、カベルネ・ソーヴィニヨン、2021年。

ベリンジャーは1876年にナパ・ヴァレーに設立された、ナパで最古の歴史あるワイナリー。

 

カシス、プルーン、ブラックベリーなどの豊かな香り。

黒果実の強い果実味、シルキーなタンニンを持ち、酸味は控えめ。

熟成はフレンチオークの樽(85%)とアメリカンオークの樽(15%)で5か月間。

 

白ワインの最後のグラスと共に、並行飲み。

 

油條蒜蓉鮮蚵、牡蠣と揚げパンのニンニクソース。

 

プリプリの広島産の牡蠣がたっぷり。

添えられているのはバジルの葉。

 

蜜棗煨肉、豚バラ肉の角煮、棗とハイビスカスのソースはここの人気メニューで、私も毎回食べている。

 

松花蒼蠅頭、ハナニラとピータン豚挽肉のピリ辛炒め。

 

米飯、赤米入りご飯。

 

ご飯に豚挽肉のピリ辛炒めを乗せて食べるととても美味い。

右横に豚バラ肉の角煮が見えている。

 

デザートは、豆花、キビ砂糖のシャーベット。

 

最後に四人で記念撮影。

 

飲んだ二本のワインの空き瓶に別れを告げ、満腹で席を立つ。

 

今回の食事も美味しかった。

やはりここは好きなお店だ。

ゆっくり食事を楽しんだので、満席だった店内もこの時間は空席が目立つ。

 

このフロアーには、台湾の誠品生活が入っている。

台湾発の”世界で最もクールな百貨店”と言われ、50店舗目となる日本橋店は中華圏外では初の出店。

友人達と過ごす、日本橋の楽しい午後は続きます。